1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

東京五輪の“下剋上”再び…FW林大地がA代表デビューへ決意「いくらでも序列はひっくり返る」

ゲキサカ / 2022年4月19日 18時20分

FW林大地(シントトロイデン)

 日本代表初招集のFW林大地(シントトロイデン)が27日、追加招集後初めて報道陣のオンライン取材に応じ、「素直にうれしかった。追加招集だったけどA代表に行くということで、選んでいただいたからにはお客さんじゃないとあらためて思った」と心境を語った。24日のオーストラリア戦(○2-0)は「行くからには最高の準備をして、いつチャンスが巡ってきてもいいように準備していた」というが、合流スケジュールの関係もあってベンチ外。ホームで行われるベトナム戦(29日)に向け、ここから本格的なアピールに入っていく構えだ。

 東京五輪5試合に先発出場した林は、FW大迫勇也(神戸)が代表活動直前のJ1リーグ戦で負傷したのを受け、19日に追加招集でA代表入り。W杯出場権がかかるオーストラリアとの大一番を前に大抜擢を受けた。ところがシントトロイデンは20日夜にリーグ戦があったため、長距離移動を経てシドニーに到着したのは試合前々日22日の深夜。「飛行機でもストレッチをしたり、できることはたくさんある。その中でも最高の準備をしていた」というが、オーストラリア戦に向けたトレーニングにはほとんど参加できなかった。

 合流後唯一の全体トレーニングとなったオーストラリア戦前日の公式練習も、ベンチ外が予定されていた林はフル参加が叶わず。森保一監督はオーストラリア戦の試合後、「今日のベンチ入りメンバーで、FWの選択肢として浅野(拓磨)と上田(綺世)の二人で考えた。どちらを先発で使うかはギリギリまで悩んだ」と明かしており、もともとオーストラリア戦の起用対象ではなかったとみられる。

 それでも林は闘志をたやさなかった。前日練習で「やっぱり試合に出たいし、練習を見ていても自分が入った時にどうできるかを考えていた」という林は「いいことではないけど、前日練習でも怪我が起きたりすることもゼロではないので、チャンスが来てもいいようにしっかりイメージはできていた」ときっぱり。FW浅野拓磨、FW上田綺世にアクシデントが起きることも想定し、真摯に準備を進めていた。

 また結局オーストラリア戦ではベンチ外で試合を見つめることになったが、目の前でW杯出場権を掴み取った一戦からは大きな刺激も受けた。「正直、この間のオーストラリア戦をA代表の一員としてピッチ外で同じ思いで戦って、先輩方と同い年とか、いろんな選手が戦っているのを見て、他人事とは思えないというか、自分が中心になって出たいと思った。自分も競争の中にどんどん入っていきたいと強く思った」。追加招集のチャンスを掴んだことで、新たな思いが芽生えたようだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください