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[船橋招待U-18大会]チームとともに成長する10番。徳島ユースMF藤原優志は「志龍の弟」を超える飛躍を期す

ゲキサカ / 2022年4月14日 16時55分

徳島ヴォルティスユースの10番、MF藤原優志

[3.27 船橋招待U-18大会 市立船橋高 1-0 徳島ユース]

 エースナンバーを背負ってはいるが、決して独りよがりなプレーヤーではない。チームで積み重ねてきたスタイルと、チームで築き上げてきたコンビネーションの中で、1つのピースとしてゴールを、勝利を手繰り寄せることに、大きな喜びを感じている。

「自分はあまりフィジカルやスピードのような能力のある選手ではないですし、チームの助けも必要な選手だと思っているので、立ち位置で勝負したりしたいですし、そういうところもチームで話し合いながらやっていきたいなと思います」。

 徳島ヴォルティスユース(徳島)のナンバー10。MF藤原優志(新3年=徳島ヴォルティスジュニアユース出身)は組織の中で個性を発揮することが、自身をより輝かせるために必要な要素だと信じて、このチームでの立場を確立させていく。

 船橋招待U-18大会2日目。徳島ユースはジェフユナイテッド千葉U-18(千葉)、市立船橋高(千葉)の千葉県勢と対戦する。「四国ではあまりできない対戦相手と関東に来て試合ができて、自分たちのスタイルでもある『ボールを大事にして攻撃するサッカー』を準備してきたんですけど、結構前から激しくプレスを掛けられて、自分たちのスタイルが出せないところもありました。でも、2日目になって少し慣れてきて、最後の方は良いプレーが出てきたかなと思います」。10番を背負う藤原は、少しずつ自分たちのプレーに手応えを感じていた。

 いわゆるインサイドハーフの位置で、ボールを丁寧に引き出したかと思えば、全体の立ち位置を把握しながら、周囲を見渡して適切なポジションに立ち、前へと矢印を向けていく。「ボールやゲームを支配することもそうですし、攻撃することもずっと続けたいと思っているので、そこから逆算したらまだまだだとは思います」とはチームを率いる玉城航監督。要求の高い指揮官の元、やはり最優先は攻撃へのベクトルだ。

 アカデミー全体も含めたチームのスタイルの変化も、ジュニアユースからヴォルティスに在籍してきた藤原は、つぶさに感じてきている。「昔はボールを大事にすることが一番みたいな感じだったんですけど、今はサッカーの流行的なものに近い感じで、前からのプレスの速さとか、まずゴールを目指しながらボールを大事にするところは強くなりました」。その変化は大歓迎。よりゴールからの逆算で、攻撃を組み立てていく。

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