コロナ余波11連戦終えた大分・下平監督「この“中断期間”からギアを上げていきたい」次週から9連戦
ゲキサカ / 2022年4月4日 6時35分
新型コロナウイルス感染拡大のため、開幕直後にチーム活動停止を迫られた大分トリニータが怒涛の11連戦を終えた。直近のリーグ戦を2連勝で迎えたこの日は多くのチャンスを作りながらも0-1で敗戦。下平隆宏監督は「結果が出なかったのは残念だが、手応えはつかんでいる」と前向きに語り、今季初めてとなる次節まで1週間の準備期間を有効活用する構えを見せた。
大分はJ2開幕節を翌日に控えた2月18日、チーム内に新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触者が多数発生し、試合エントリー可能人数が開催基準の13人に達しないことになったと発表。地元保健所からチーム活動停止を迫られ、J2リーグ戦とルヴァン杯1試合ずつの中止が決まった。その後、チームは同24日からトレーニングを再開したが、同27日のJ2第2節から過酷な過密日程がスタート。延期試合を含めて週2日ペースが11試合続くことになった。
十分な準備期間が取れなかったことによるコンディション・戦術面への打撃は大きく、J1からの降格組とあり大きな期待を受けながらも、開幕からの公式戦7試合では1勝もできず(5分2敗)。就任1年目から思わぬ試練に襲われた下平監督も「コロナの影響で試合ができなくて、こういう連戦になってしまったのはわれわれに不利に働いたのが正直な印象だった。またシステムのところも最初のスタートで入っていたシステムからちょっと変えながら、もう少し選手の特徴が生きるようなシステムに変更しながら、どういう組み合わせがいいのかを探りながら進めたのもあって、出だしが遅れてしまった」と率直に振り返る。
それでも指揮官が示唆したように、過密日程の中で果敢にトライしたシステム変更は一定の成果も見られた。連戦6試合目となったルヴァン杯鹿島戦でフォーメーションを4-3-3から4-4-2に変更すると、そこから課題だった守備面が改善。ターンオーバーで臨んだルヴァン杯C大阪戦こそ1-6の大敗を喫したが、J2リーグ戦では前節まで2勝1分の好成績を残してきた。
この日も直近の試合で見せていた勢いを保ち、開幕節から無敗が続く東京V相手に序盤からアグレッシブな攻撃を展開。前半20分ごろには立て続けに決定機をつくった。もっとも、決定機だけでは報いを受けるのが緊迫戦。フィニッシュの精度を欠いて先制点を逃したまま、前半43分に相手のダイナミックな攻撃で失点を喫すると、後半も最後まで攻め続けながら決定打を欠き、J2リーグ戦4試合ぶりの黒星を喫した。
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