1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

JFAが鈴鹿の「八百長未遂」認定…元役員らにサッカー活動停止処分

ゲキサカ / 2022年4月5日 19時24分

 またオーナーの発言は「『仮に0対1で負けていて、残り時間が少ない場合』という限定、すなわち、試合の流れを見ながら戦術を変更するという緩やかな方針の指示であり、試合開始前に、当該試合に積極的に負けるような指示があったとはいえないことから、懲罰基準の『試合の経過、結果に不当に影響を与え、操作する行為』には当たらない」と判断された。一方、「チームのオーナーという影響力の強い立場にありながら、本件行為(元役員の行為)を誘発する発言をして本件の発端を作っており、その責任は重いといわざるを得ない」とされ、「3か月間のサッカー関連活動の禁止」処分が下された。

 代表取締役社長は「チーム運営会社の代表取締役社長として本件行為を止めなければならなかったにもかかわらず、これを放置した責任は重いものの、最終的には、誓約書を作成するなどして試合の操作が起こらないように努めたことは酌量すべき情状と認められる」と判断され、「3か月間のサッカー関連活動の禁止」処分が下された。

 加えて元役員の行為は「発言がチームとしての指示であったことを社長自らが認めていることを併せ考えれば、元役員の発言がチームとしての指示であったことは明らか」と判断。チームにも懲罰が下された。懲罰基準に照らせば「当該試合の没収、競技会への参加資格の剥奪及びその他の追加的懲罰」が下されることになるが、「本件行為に何らの責任も負わない選手にとって著しく不利益を課す結果となる」とし、「当該試合の没収処分及び追加的懲罰として500万円の罰金」が相当とされた。

 またJFAは最後に「本件において、チーム幹部からの指示であったにもかかわらず、それを毅然として拒否し、試合のインテグリティを保全し、全力でプレーした選手及び監督の勇気ある行動は称えられるべきであり、当委員会として選手らと監督に対して、敬意を表することを付言する」としている。
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください