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憧れていたタイガージャージでプレミア得点王へ。前橋育英MF小池直矢は先輩やライバルを超えるための1年に挑む

ゲキサカ / 2022年4月8日 20時15分

U-17日本代表候補にも選出されている前橋育英高MF小池直矢

 スラリとした体躯から、果敢にドリブルを繰り出していく。前へ、前へ。その推進力は間違いなく高校年代でも有数のレベル。ただ、それだけの選手で終わるつもりはない。特に今シーズンはようやくチームが辿り着いたプレミアリーグの舞台で、目に見える結果を残し続ける覚悟を定めている。

「自分はゴール前で脅威になれる選手を目指しているので、ドリブルもそうですけど、ヘディングの高さを織り混ぜたゴール前での強さ、得点能力を見せていきたいです。プレミア得点王、絶対に狙っていきたいと思っています」。

 憧れ続けてきたタイガージャージに袖を通した、サイドを切り裂く疾風系アタッカー。U-17日本代表候補にも選出されている前橋育英高(群馬)MF小池直矢(3年=ウイングスSC出身)は勝敗を決められる選手への飛躍を誓っている。

 昨年末に挑んだプレミアリーグプレーオフ。2年生ながら2試合ともスタメンで出場した小池は、ようやく掴んだ昇格という事実になかなか実感が湧かなかったという。「凄く嬉しかったんですけど、試合に集中していましたし、気持ちが昂っていたこともあって、『本当に昇格したのかな』みたいな感じで、嬉しい感情は少し経ってから実感しました」。

 ただ、選手権後に参加したU-17高校選抜候補合宿で、チームメイトになった選手たちと時間を重ねていくうちに、改めてその舞台への意欲と期待が増していったという。「高校選抜に選ばれて、プレミアでプレーしている選手と一緒にやる機会があって、その中でレベルの高さを実感したので楽しみです。EASTも凄く楽しみなチームばかりで期待感がありますし、自分たちは選手権でも負けたので、大津とはファイナルでやってみたいですね」。特に意識している選手の存在もハッキリと口にしている。

「高校選抜で一緒だった小林俊瑛がU-19の代表に入ったので、それが凄く悔しくて、『次は自分が』という想いはあります。結構仲良くなっただけに、ライバル心もありますし、負けられないですね」。大津の新キャプテンに就任した大型ストライカーへのライバル心を胸に、新シーズンへの意欲を高めているようだ。

 もともと前橋育英には、小さくない憧れを抱いていたという。「自分は中学に入る時点で『前橋育英高校に行きたい』という気持ちがあって、ウイングスに入る時も『ウチだったら前橋育英に行ける可能性もある』と聞いたので、チームを選んだんです。関東リーグの試合を育英のスタッフの方が見に来てくださって、『練習会に来ませんか?』と声を掛けてもらって、その練習会に行って認めてもらえたので、迷いなく決めました」。

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