1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

【動画】“怪物CB”はどのように育ったのか――チェイス・アンリと尚志高・仲村浩二監督が師弟対談

ゲキサカ / 2022年4月9日 19時0分

―その経験はあとに繋がった?
アンリ「これから自分、上でやるために、色々な人に試合中言われるし、そういうところは慣れないといけないし、そういうのから逃げちゃダメというのは学びました」

―代表へ行くたびに仲村先生からアドバイスをもらった。
アンリ「結構メッセージとか、アドバイスをくれて、そのあと自分も自分の試合を見て、その場面を探して、やっぱりそうだってなって次の代表で直せるようにしていました」

チャンスをものするための準備をすべてしてきた

―アンリ君の成長力は最近の高校生にはないくらいでした。その成長力の要因は?
仲村「何が?全て」

―尚志さんだったからの取り組みがあったかと思います。
仲村「ウチが規則とかがそんなにない学校なので、やるやつはやる、やらないやつはやらないで済んじゃうんですけれども、アンリはとにかく自分が一番下手だと自分でずっと言っていて、キックとかも壁に何度も何度も蹴っているのを見ていましたし、あとはウェートもキチンとコーチと話しながら、あと細かいところは(コーチの)小室(雅弘)さんと話をして修正してもらっているけれど、グラウンドとその外でメリハリがありましたね。やる時はやる、休む時は休む。でも一番にサッカーを考えているというのは分かったので、そこの努力は一番だったと思います」

―尚志さんの育成方針ともマッチしたと思います。
仲村「本当に染野(唯月、現鹿島)もそうだったんですけれども、型にハメないから、自分でやらなければいけないっていう。僕もそうだったんですけれども、自分が代表に入っていた時に、オレがやらないとチームが勝てないっていう風に高校時代思っていました。当時、自分がいっぱい努力しないとチームが負けちゃうと思っていたので、それはアンリにも伝えていました。上に行くほど責任も変わってくるから、染野にも『オマエが点獲らないと、ウチのチームは勝てなくなるよ』と言っていましたけれど、アンリは本当に代表に行ってその都度、ステップアップした。自分が上手くなれば周りはもっと付いて来るというのは表現してくれました」

―周りのサポートに恵まれたと感じる。
仲村「運も味方したけれど、アンリのキャラも良かった。さっきも(U-19日本代表監督の)冨樫(剛一)さんと話したんですけれども、1トレーニングごとにアンリが突然冨樫さんのところに走ってきて『このトレーニングでやっと自分ができなかったことが分かりました!』と言ってきたと。1トレーニング、1トレーニングごとにアンリがちゃんと冨樫さんのところへ行って、話をして『やっと意味が分かりました』と。そう言われると、冨樫さんもやっぱり『ここがこうだ』と教えたくなると。そのように、アンリが素直に聞きに行けるとか、その姿勢があるから、みんながどんどん成長させたくなるんだと思う。僕らもそうですけれども、アンリが何を思っているのかなと考えながら小室さんと話をしたり。ただ、FWの時はちょっと嫌なこともあったのかなと思うんですけれども、それも成長だからと言って敢えてやっていました」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください