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[MOM3794]昌平MF荒井悠汰(3年)_テーマは「チームを勝たせる」。FC東京内定10番が2発で得点王宣言!

ゲキサカ / 2022年4月9日 20時53分

昌平高のFC東京内定MF荒井悠汰がチームのプリンスリーグ関東初戦で2ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.9 高円宮杯プリンスリーグ関東1部第2節 昌平高 3-0 帝京高 昌平高G]

「チームを勝たせること」を求められている注目レフティーが、初戦から大活躍だ。昌平高(埼玉)MF荒井悠汰(3年=FC LAVIDA出身)は、今年2月に23年からのFC東京加入が内定。FC東京のキャンプからトレーニングに掛けて約2か月半の期間帯同し、ルヴァンカップでトップチームデビューも果たしている。そのMFが、チームのプリンスリーグ関東初戦で2ゴールを叩き出した。

 まずは先制した直後の前半15分、荒井はボールを持った相手DFの体勢が崩れたところを見逃さずにインターセプトする。「(相手が)後ろ向いた時に『これ、行けるな』と思って、そこで上手く獲ることができました。今日は本当に(得点を)獲りたかったので、(ボールを)獲った瞬間、『自分が打とう』と思っていました」。ボールを奪った荒井は中へ切れ込んで左足一閃。シュートの勢いがDFのブロックを上回り、そのままゴールネットを揺らした。

「(藤島崇之)監督も言っていたんですけれども、シュート打てば相手に当たるかもしれないし、相手の股通ったりするかもしれない。シュート打つことは大切だなと思いました」という一撃。左足のパワーとゴールへの強い意欲で強敵・帝京高の守りを打ち破った。

 荒井は立ち上がりから存在感十分の動きを見せていた。FC東京練習参加時、「帆高君が(三笘薫を)止めるような話があったので挑んでみました」と“三笘薫キラー”DF中村帆高にドリブルで挑戦してプロのDFの間合いなどを学んだという。その荒井は、右サイドからのドリブルで帝京DFを振り切り、シュートやラストパス。味方選手のシュートが精度を欠いたためにアシストはつかなかったものの、スルーパスで2度決定機を演出している。

 何よりも印象的だったのが、力の使い分けだ。この日は1タッチ、2タッチでパスをさばきながら、必要あればフィジカル能力の高さを活かしたボールキープ。そして、FC東京の吉本一謙スカウトが「(FC東京ではサイドで)持ったら絶対に仕掛けろ、と言われていました」と説明するように、サイドで前向きの状態となれば果敢にドリブル突破を繰り返していた。

 昌平の藤島監督は「どこで100を発揮するか。(1年時できていたように、)そこが上手くコントロールできれば良いと思っていた」という。昨年の荒井は強豪の10番を背負った責任感もあってか、ドリブルもボールキープも全てがフルパワーに。その結果、大事な局面で力を使い切れない課題があった。

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