1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[プレミアリーグEAST]「日本一のチームになるため、日本一の選手になる」。“ハッタリ”の流経大柏が後半AT決勝弾で劇的勝利!

ゲキサカ / 2022年4月16日 22時25分

 後半もまずは流経大柏に決定機。3分に大堀、堀川と相次いでシュートを打ちこむも、どちらも高橋太陽がビッグセーブで仁王立ち。このワンプレーがチームメイトに火を付ける。ここから「彼らが自分たちで修正できて、ああいう入りができたことは良かったと思います」と指揮官も評価したホームチームは、両サイドの幅をきっちり使いながらチャンスを創出。15分にはMF細川楓(3年)の左クロスをMF松村晃助(3年)が頭で落とし、内野がシュート体勢に入るも、流経大柏DF平川佳樹(3年)が身体を入れて阻止。続く激しい攻防。上がるゲームのテンポ。

 だが、次の得点も流経大柏に。23分にMF都築駿太(3年)が粘って残し、DF岡本亮太郎(3年)が枠へ飛ばしたシュートは、高橋太陽がここも弾き出しものの、直後の右CK。レフティのDF今井祐樹(3年)が蹴ったボールを、頭で押し込んだのは平川。守備でも効いていたCBが待望の追加点。点差は2点に広がった。

 苦しくなった横浜FMユースは31分、松村のパスから内野が完璧なプルアウェイの動きとファーストタッチで抜け出すも、「練習だったらほぼ100パーセントで入るんですけど」というシュートはわずかに枠の右へ。これには思わずストライカーも頭を抱えたが、若きトリコロールの執念がゲームを動かしたのは残り10分を切ってから。

 35分。松村とのワンツーで左サイドを切り裂いたDF池田春汰(2年)のクロスが、ペナルティエリア内で相手のハンドを誘い、PK獲得。キッカーはもちろん内野。「『外しても失うものはないな』と。PKには自信もあるので、特に慌てることもなく『PKが来てラッキー』という感じでした」というエースが冷静にGKの逆を突く。2-1。たちまち点差は1点に。

 39分。左サイドで細川とのパス交換を経て、松村は丁寧なパスを中央へ。巧みにアングルを作って前を向いたFW望月耕平(1年)が右足を振り切ると、ボールはゴール左スミへ力強く飛び込む。「ボックスのところでは非常に非凡なものがあって、ああいう感性は非常に高いです」と大熊監督も評価した1年生が大仕事。2-2。終盤で試合は振り出しに引き戻された。

2点のリードを吐き出しながら、それでも流経大柏の心は折れず。45分に堀川と大川の決定機がまたも高橋太陽のビッグセーブに阻まれても、足は止まらない。45+1分。「堀川を信じて出した」大沼のパスを受けた堀川は、誰もがシュートだと思った瞬間に鋭く切り返し、ボールを後方に落とすと、走り込んだ橿本が打ち切った軌道がゴールネットへ突き刺さる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください