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[プレミアリーグEAST]「日本一のチームになるため、日本一の選手になる」。“ハッタリ”の流経大柏が後半AT決勝弾で劇的勝利!

ゲキサカ / 2022年4月16日 22時25分

「絶対最後の1秒まで諦めないということをみんなで話し合った結果、こういう結果に繋がったかなと思います。『良かったあ』って感じでした」(堀川)「『アシストになるかな』と思ったんですけど(笑)、堀川が冷静に判断してくれて、結局ゴールになったので良かったです」(大沼)「課題は本当に挙げればきりがないんですけど、そういう中でも勝ち点をゲットできたというのは、これから先にも繋がってくると思います」(大川)。3-2。激しい打ち合いを制した流経大柏が、アウェイで鮮やかに今季初勝利を手繰り寄せた。



「『三冠を目標にしているんだったら、日本一のチームには日本一の選手がいないと勝てないよ』って話したんです。日本一の選手がどういうマインドでグラウンドに立っているかと言ったら、『誰にも負けないでしょ』って。“ハッタリ”でもいいから『絶対オレの方がいい選手だ』『絶対上から叩いてやる』って、そういう気持ちがなきゃダメだっていうミーティングを今週は1時間ずつぐらいやったんですよ」。試合後に榎本監督はこう明かす。

 キャプテンを務める大川は、今年のチームを「去年と違ってノリと勢いが大事な代」と評している。2点を奪い、2点を奪われた後に、彼らが前面に打ち出したのは間違いなく『ノリと勢い』。チームの落ちかけたメンタルは、その『ノリと勢い』が駆逐した。最後の最後で会場にいるほぼ全員を“騙した”堀川は、「“ハッタリ”っていうエノさんからの言葉があって、『相手を自分たちより強いと思わない』『日本一の選手になれ』とも言われているんですけど、それは自分も常に意識していますし、自分だけではなくて、周りの選手も意識したからこそ、こういう結果に繋がったかなと思います」と笑顔。こんな雰囲気も実に流経らしいと言いたくなる。

「本当に今日は魂の入った良いゲームだったと思います」と語った榎本監督は、「この勝ち方が一番の収穫でしたね。(活動停止があって)まだちょっとコンディション的には戻っていないけど、それでも気持ちがあるから。こういうことならもちろん『チャンピオンになりたい』という目標を立ててもいいと思うし、こういうメンタリティのゲームをしないと先はないなと思います」と言葉を続けた。

 今はまだ“ハッタリ”でも、それを貫き通すことで自信を纏っていけば、それは必ず本物の力に変わっていく。日本一のチームになるため、日本一の選手になる。今年の流経大柏の“ハッタリ”がどう変化していくかは、注視し続ける必要がありそうだ。

(取材・文 土屋雅史)
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