1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[プレミアリーグEAST]0-7の悔しさと、0-0の悔しさと。桐生一がプレミアの舞台で手にした勝ち点1の意味

ゲキサカ / 2022年4月25日 21時8分

 ファイナルスコアは0-0。「やっていて、『これはたぶんちゃんと勝ち点3を獲らないといけないんだろうな』と思いながら、ガッと陣容を振り切らせて1点を獲りに行くのに、ウチの後ろじゃまだ物足りないなというところがあったので、難しかったですね。もう一歩押し出させるのか、このままで獲り切れるかなと思うところで、ちょっと迷いが出ました」とは中村監督だが、前節から大きな内容の改善を見せた桐生一が、プレミアでは初となる勝ち点1を獲得する形となった。

「マリノス戦をやって、やっぱり相手とのプレスのスピードだったり、取った後の繋ぎのクオリティというところが一番差を感じたところで、あのマリノスの強度よりもっと高い強度で練習しないといけないということを1人1人意識して、練習に励んできました」と話したのは諏訪。もちろん悔し過ぎる経験だったが、桐生一の選手たちもただ手をこまねいてこの2週間を過ごしてきたわけではない。

 前回の試合は出場機会のなかった岩崎も「チーム全体でも練習から意識を変えないと、自分たちが変わらないといけないというのは一番見てて思ったことですね。言うだけなら誰でもできるので、本当に変わらないといけないなと思いました」と言及。少なくとも『変わりたい』と強く感じた想いは、間違いなくこの日のピッチに立った選手に色濃く反映されていた。

 指揮官もこの日の試合から、新たな気付きを得たようだ。「『もっと選手を信用した方がいいんだな』というふうに感じた選手はいましたし、逆に『オマエ、もっと頑張れよ』という選手もいて(笑)、個人差があるんですけど、おそらく本人たちもとにかくもかがないと勝ち点を獲れないことをこの間の試合で分からせてもらったので、今日こうやってみて手応えの部分と、そうじゃない部分を得ながら、『このゲームを勝ち点3にするにはまだ足りないよね』というところで、今後の試合に向かっていければなという形ですね」。

 何度も到来した決定機をモノにできなかった諏訪は、きっぱりと言い切っている。「もう本当に今回の試合はガチで悔しいということしか頭にないです」。

 0-7で突き付けられた悔しさと、0-0で湧き上がった悔しさと。この感情を次へと向かうエネルギーとして燃やすことができるのであれば、桐生一はまだまだ絶対に強くなる。

(取材・文 土屋雅史)
▼関連リンク
●高円宮杯プレミアリーグ2022特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください