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守り安定の帝京が強みも発揮。西武台を2-0で下し、プリンス関東2勝目

ゲキサカ / 2022年5月3日 1時18分

後半40分、帝京高MF田中遥稀(右)が追加点

[4.29 高円宮杯プリンスリーグ関東1部第5節 西武台高 0-2 帝京高 西武台高校第2G]

 守備を安定させながら、特長を発揮した帝京が2勝目――。高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2022 関東1部は29日、第5節1日目を行い、西武台高(埼玉)対帝京高(東京)戦は帝京が2-0で勝った。

 西武台にとっては、2部に参戦していた11年以来となるプリンスリーグ関東での戦いでここまで1分2敗。4-4-2システムのGKは千葉楓太(3年)、右SB谷口輝(1年)、CB河合陸玖(3年)、キャプテンのCB長谷川智紀(3年)、左SB治部田元太(2年)、ダブルボランチが武笠修也(2年)と西村航(2年)、右SH松本大毅(3年)、左SHが10番MF和田力也(3年)、2トップは今季2ゴールの松永隆弥(3年)と樋口春哉(3年)がコンビを組んだ。

 帝京は開幕戦で三菱養和SCユースに勝利したが、その後2連敗。さらにU-19日本代表候補の左SB入江羚介(3年)が負傷離脱している状況だ。4-2-3-1システムのGKが川瀬隼慎(2年)、右SB並木雄飛(3年)、CB大田知輝(3年)、CB梅木怜(2年)、左SB小林佳太(3年)。中盤は押川優希(3年)と田中遥稀(3年)のダブルボランチで右SH松本琉雅(3年)、左SH前野翔平(3年)、トップ下が伊藤聡太主将(3年)、1トップを齊藤慈斗(3年)が務めた。

 立ち上がりはホームの西武台がプッシュする。武笠と西村のダブルボランチが運動量を増やすなど相手に圧力を掛け続け、奪ったボールを右サイドへ。そして、松本が仕掛けへと持ち込んでいた。14分には左サイドからのFKを河合が折り返し、この日堂々の動きを見せていた1年生DF谷口が狙うも帝京DFがブロックする。

 帝京の日比威監督は「西武台さんはセンタリングからのゴールへの入り方、シュートが上手い。それを出させたくなかった」という。序盤はやや後ろに重心を置く形で守備を安定させ、前半半ば頃までに慣れるとボールを支配して押し込んだ。

 西武台はこの日がプリンスリーグ復帰4試合目。守屋保監督はプリンスリーグ勢との差を「頑張りだけじゃなくて、色々なチームの一人ひとりがどこでボール入れてきたり、どこで角度を変えたりということを意図しているなと。そして大事なところで得点したり」という部分に感じているという。

 西武台は守備の頑張りが利いていたものの、余裕を持って繋ぐことができずにクリアの連続。そのボールを押川中心に拾って繋ぎ、個性あるアタッカー陣が特長を発揮する帝京は27分、田中の左FKから前野が決定的なヘッドを打ち込む。これは西武台GK千葉がストップ。だが帝京は31分、右CKのこぼれ球に齊藤がいち早く反応し、右中間から右足シュートを打ち切る。最後はこぼれ球を伊藤が押し込み、先制点を奪った。

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