今年は堅守と勝負強さも示す興國が報徳学園に4-2勝利!無敗守り、プリンス関西1部首位浮上!
ゲキサカ / 2022年4月30日 20時26分
[4.30 高円宮杯プリンスリーグ関西1部第5節 興國高 4-2 報徳学園高 J-GREEN堺 S3]
興國が無敗守り、首位浮上――。高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2022 関西1部は30日に第5節2日目を行い、2位・興國高(大阪)と昇格組の4位・報徳学園高(兵庫)が対戦。興國がFW小林嘉人(2年)の2ゴールなど4-2で勝ち、首位へ浮上した。
昨年が4人、一昨年は5人の高卒Jリーガーを輩出している“育成軍団”興國は4-1-4-1システム。GKが山際壮汰(3年)で右SB岡野真拓(3年)、CBはともに注目株の西川楓人(3年)と常藤奏(3年)、左SB古瀬夢叶(2年)。中盤は主将の宇田光史朗(3年)が1ボランチに入り、2シャドーがU-16代表歴を持つ千葉大舞(2年)と平古智也(3年)。右SH早坂優空(3年)、左SHが21年U-16代表候補の10番・宮原勇太(2年)、そして1トップに小林が構えた。
一方、報徳学園はプリンスリーグ関西1部初参戦ながら開幕戦で京都U-18に勝利。高田秀一監督が「最高の形でスタートできて、自分たちも負けていないという自信になって、日常が変わりました」というチームは、2勝1分1敗と健闘を続けている。4-2-3-1システムを組んだこの日のGKは長村未都(3年)で、4バックは右SB前市岡孝太(3年)、CB村上陽音(3年)、CB山崎純平(3年)、左SB前山康貴(2年)。中盤は瀧田隼人(3年)と花野周磨(3年)のダブルボランチでトップ下が10番のMF松本一輝(3年)。右SH今西悠貴(3年)、左SH稲井想真(3年)、そして1トップを注目の185cmFW坂元一渚璃(3年)が務めた。
興國が試合開始直後にスコアを動かした。3分、右サイドを突破した早坂がマイナスのラストパス。これを千葉がPA外側から左足で狙うと、ゴール前の小林がコースを変えて先制点を奪った。
興國はその後も千葉が巧みなポジショニングでボールを引き出し、前を向いて攻撃の起点に。そして、早坂と宮原の仕掛けに繋げる。一方、報徳学園は186cmCB鹿野蓮斗(3年)がけがで不在だったものの、組織的なディフェンスでボールを奪い取り、右サイドで主導権を握っていた今西やDF背後のスペースを活用した攻撃で押し返す。
そして19分、報徳学園は相手のビルドアップをインターセプトすると、稲井が左中間から持ち上がり、パスを受けた今西が縦へ仕掛けて右足一閃。こぼれ球を坂元が反転しながらの右足シュートで決め、同点に追いついた。
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