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2トップ躍動の清水ユースが大津に4発快勝。こだわって初の無失点勝利

ゲキサカ / 2022年5月1日 21時3分

「全部の試合で先制点を獲れている」(澤登監督)の清水ユースが、この試合でも先手を取ることに成功した。一方の大津は7分、田原の左足クロスに小林が飛び込み、8分にはセカンドボールに反応した坂本がPAやや外側でFKを獲得する。これを田原が左足で狙うもDFがブロック。逆に清水ユースは14分、石川の左クロスを斉藤が頭でゴール左へ突き刺し、2-0とした。

 公立校ながらプレミアリーグを戦う大津の山城朋大監督は、「僕らみたいなチームは0-0の時間を長くして、少しずつ自分らのペースに持っていくことをやっていかないと。どのチームも格上なので、徹底しないとキツくなると思います」。崩されていないところからの2失点が重くのしかかった。

 大津は碇や坂本がボールを前進させ、田原が右サイドで巧さを見せる。だが、DFラインや中盤の低い位置で攻撃を作ることはできていたものの、スピードアップしたところでのミスが増えてしまう。また、ハイサイドまで運びながらも執拗に崩そうとしすぎてクロスやシュートのチャンスを逸する形に。丁寧にパスを繋ぐ一方、シンプルにゴール前の回数を増やそうとしていた清水ユースとの差となってしまっていた。

 大津はなかなかプレスが掛からず、DFラインの対応も遅れてしまうなど守備面でも苦戦。一方、清水ユースは相手のビルドアップを太田らがインターセプトし、素早く正確に繋いでアタックする。相手のわずかな隙を逃さない清水ユースは、40分にも右中間でDFと入れ替わった斉藤がゴールライン際から平行のラストパスを通す。これをサポートしていた成澤が押し込み、3-0。斉藤が「本当キャプテンとしてチームを引っ張ってくれていますし、きょうも2ゴールで、得点でチームを引っ張ってくれている」と評した成澤と、斉藤の2トップで3得点を叩き出した。

 大津は後半開始から中馬、嶋本、山川に代えてMF浅野力愛(3年)、左SH香山太良(3年)、FW稲田翼(2年)を投入する。大津は稲田をはじめとした交代出場組がアクションを繰り返し、ゴール前のシーンを増やす。そして、小林、稲田がクロスからヘディングシュート。だが、大津はこの試合、チャンスで勇気を持って足を振る姿勢に欠けていた。

 山城監督も「(経験の少ない選手が多く、)そのあたりはまだ自信がない」と指摘。後半は田原と香山からクロスが幾度もゴール前に入っていたほか、相手DFラインの背後へボールが抜け出るシーンがあった。1点決めることができていれば、畳み掛けることもできそうな展開。だが、ゴール前での判断が一瞬遅れてしまい、清水ユースの和田や後藤にクリアされてしまっていた。

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