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[プレミアリーグEAST]「お互いへのリスペクト」と「逃げられない感じ」。市立船橋と流経大柏が積み重ねてきた唯一無二の関係性

ゲキサカ / 2022年5月2日 7時15分

「もちろん千葉県のライバルとして、10年近くも選手権の決勝でずっと対戦しているチームとして、意識しないわけがないですけど、他の相手では出せないこの強度と緊張感の中で、どんなことができるのかなということは『ウチの未来』だと思っていますし、1つのミスが失点に繋がったり、それで選手権で負けたりすればそれが1年間重くのしかかりますし、そういう緊張感は凄く相手としてありますよね」(榎本監督)。

「いろいろなこの時代の流れで、公立高校だということだったり、環境面も含めた難しさが我々にはあるかもしれませんが、そうは言っても流経はずっと進化し続けていますし、強くあり続けているので、我々もそれに負けじといろいろなことを言い訳にせず、強くあり続けないといけないですし、勝ち続けないといけないなとは思っていますね。そういう意味では良いライバル関係なのかなと」(波多監督)。

 時代は、進む。あるいは両者の“バチバチ感”も、そこまで目に見える形では現れにくくなっているのかもしれない。それでも、この2チームを巣立っていく選手が、さらにその先のステージへと進んでいったとしても、思い出す過去の大事な風景として鮮やかな色彩を伴うのがこのカードであることは、間違いない。

「さっき選手にも言いました。『千葉県を盛り上げような』って。だから、こういう言い方をしたら語弊があるかもしれないけど、『市船には弱くならないでほしいな』って。やっぱり市船は市船、向こうから見れば流経は流経、その中で選手が育っていくと。もちろん波多にもこのままでいいとは思ってほしくないし、こういう中から日本を代表するような選手が生まれていく、この緊張感からそういうことが始まる、そういう関係にお互いがなれればいいかなという感じですよね」(榎本監督)。

 この日のグラスポから、日本サッカーの中心を担っていく選手が出てくることを、会場にいたすべての人が願っている。市立船橋と流経大柏が試合をするということは、すなわちそういうことだ。

(取材・文 土屋雅史)
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