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[プレミアリーグEAST]柏U-18との激闘を制した横浜FMユースの指揮官が明かす「今日で一番嬉しかったこと」の意義

ゲキサカ / 2022年5月3日 12時18分

 すると、先にスコアを動かしたのはやはりアウェイチーム。29分。右サイドで得たCK。細川がグラウンダーでニアへ打ち込むと、MF松村晃助(3年)がヒールでフリック。マイナスで待っていた島田のシュートが、ゴールネットへ吸い込まれる。島田は昨シーズンに続いて、このグラウンドで得点を記録。横浜FMユースが1点のアドバンテージを握って、前半の45分間は終了した。

 後半に入っても大きなリズムは変わらない。「こぼれ球への反応がみんな良くて、バックもしっかりアタックしてくれて、そこで取った後にしっかりとボールを繋げていたので、自分たちの時間が多かったですね」と細川が話したのに対し、「自分たちで苦しい方向に行っていて、ずっと後ろでボールを回して、ハマりながらの繰り返しだったので、どこかで蹴るとか、決断力が足りなかったかなと思います」とは山本。横浜FMユースがリードを後ろ盾にしながら、巧みに時計の針を進めていく。

 柏U-18を率いる酒井直樹監督は後半26分に決断。1人目の交代カードとして、ジョーカーのFW逢坂スィナ(3年)を左ウイングに投入し、勝負の采配を。30分には関富の蹴った右CKが中央を横切るも、押し込むことはできず。横浜FMユースは33分、MF篠原佑岳(3年)の左CKにこちらも途中出場のFW中原彈(1年)が合わせたヘディングが左ポストにヒット。次の得点への意欲を隠さない。

 真打ち登場は終了間際の43分。磯ヶ谷のパスから右サイドを抜け出した内野は、「ファーストタッチで前に入り込むイメージだったんですけど、流れてしまって、それでもチョンとワンタッチで触れば入ると思って」そのまま飛び込むと、GKともつれたボールが目の前にこぼれてくる。「正直気持ちが生んだゴールだと思います」と笑顔を見せた世代屈指のストライカーが大きな追加点をゲット。点差は2点に広がった

 このままでは終われないホームチームも意地を見せる。失点から2分後の45分。田村が前方に送ったフィードから、裏へと走った逢坂が粘り強くボールを残すと、「もう『入れ!』みたいな形で思い切り打ちました」という山本のシュートがゴールネットをきっちり揺らす。9番を背負ったストライカーはこれで開幕から3戦連発。2-1。黄色い執念が雨の日立台に浮かび上がる。

 だが、それ以上スコアは動かず。「この1週間は立ち上げの火曜日、水曜日からもうみんなで『3連敗はないぞ』と声を掛け合って、練習から盛り上げていって、この一戦にはとても強い気持ちがみんなにあったので、本当に嬉しかったです」と細川も口にした横浜FMユースが連敗を2でストップ。勝ち点3をアウェイから持ち帰る結果となった。

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