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[プレミアリーグEAST]柏U-18との激闘を制した横浜FMユースの指揮官が明かす「今日で一番嬉しかったこと」の意義

ゲキサカ / 2022年5月3日 12時18分

 この試合の大きなポイントは、横浜FMユースが前半の途中で相手のビルドアップの“ややこしさ”を解消したことだったように感じる。

「相手がなかなか上手かったので、良い立ち位置を取りながら、ちょっとめんどくさいところに入れられて、と。でも、どうやって相手の良さを消せるのかというところを自分たちで工夫できたので、それが僕は今日で一番嬉しいですね。別に途中で『ああしなさい』と言ったわけではないんですよ。相手の出方で自分たちの立ち位置を変えながら良さを消せたというのは、非常に収穫だったなと思います」と話したのは大熊監督。選手たちは自分たちで状況を判断し、話し合い、困難な状況を打開していった。

 その収穫に対しては、細川も笑顔で胸を張る。「自分たちでどうすればいいか声を掛け合って、ピッチの中で解決できたので、それが良かったですね。コーチからも『やるのは自分たちなんだから、どんどん中で声を掛け合って』と言われていますし、自分たちの代はとても仲が良くて、いろいろ話せる代で、『外からではなくて、中の自分たちから悪いところは悪いと言って変えていこう』とは話していたので、そこを体現できたのも良かったと思います」。

 大熊監督ぐらいの経験値を有する指揮官であれば、解決策を提示することはおそらく決して難しいことではないはずだが、もちろんそれが選手たちにとって、チームにとって、意味のあることがどうかも熟知されているはずだ。だからこそ、ピッチの中に委ね、託し、その上で得た結果ゆえに、しっかりとした評価を口にされていたのだろう。細川が日頃から求められていることを、少し嬉しそうに教えてくれた。

「大熊さんがよく言うのは『責任を果たせ』ということで、1人1人がやらなくてはいけないことが明確になっています。自分たちがやらなくてはいけないことをとにかくやり切って、その中で自分がやりたいことをやれという監督なので、そこをみんなが意識してやっていますし、よりこだわりを強く持って、執念深く、頑張っているかなと思います」。

 トリコロールの伝統と、大熊イズムのハイブリッド。横浜FMユース、日々着々と進化中。

(取材・文 土屋雅史)
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