上田綺世が裏抜け&背負いで圧巻2ゴール!! 首位鹿島、磐田叩いて独走態勢へ
ゲキサカ / 2022年5月3日 16時55分
[5.3 J1第11節 鹿島 3-1 磐田 カシマ]
J1リーグは3日、第11節を各地で行い、首位の鹿島アントラーズがジュビロ磐田を3-1で破った。日本代表FW上田綺世が試合を決定づける圧巻の2ゴール。AFCチャンピオンズリーグ参加のため今節試合がなかった2位川崎Fとの勝ち点差を5に広げた。
10試合を終えて首位の鹿島は前節のC大阪戦(○3-0)から先発1人を変更。DFブエノに代わってMFアルトゥール・カイキが入った。対する磐田は前節の名古屋戦(○2-1)で7試合ぶりの白星。鹿島より1日多い中4日となった中、同じスターティングメンバーを起用した。[スタメン&布陣]
立ち上がりから一気に鹿島が攻め込んだ。まずは前半5分、最終ラインに入ったDF三竿健斗が右サイド深くにロングフィードを送ると、DF常本佳吾が空中戦に競り勝って折り返し、鈴木優磨がワンタッチでボレーシュートを放った。だが、これは枠外。同7分には安定したビルドアップから右サイドをMF松村優太が切り裂くも、折り返しのパスは相手に阻まれた。
その後は磐田がMF遠藤保仁のゲームメイクでやや盛り返す時間もあったが、鹿島は前半16分にも決定機。右に開いたMF樋口雄太のクロスにA・カイキがヘディングで合わせるも、2試合連続先発のGKアレクセイ・コシェレフにセーブされた。
そうして迎えた前半29分、鹿島がついに試合を動かした。松村のドリブル突破で獲得した右からのCKを樋口がゴール前に送り込むと、ゴール前でA・カイキがDF伊藤槙人に競り勝ちヘディングシュート。うまく叩きつけたボールがA・コシェレフの手を弾いてゴールマウスに転がり込んだ。
さらに鹿島は前半34分、樋口のミドルシュートは枠を外れたが、同35分に追加点。樋口が鋭い身体の寄せでボールを奪って縦につけると、右のハーフスペースで受けた鈴木が浮き球のスルーパスを送り込む。ここに反応したのが絶えずラインと駆け引きしていたFW上田綺世。落ち着いてGKとの1対1を制し、左足でゴール左隅に流し込んだ。
鹿島は前半38分にも松村の積極的な突破で右CKを獲得し、樋口のキックから決定機を創出。上田とA・カイキがかぶってシュートには至らなかったが、セットプレーが大きな脅威となっていた。そのまま鹿島はボールを握り続け、2-0でハーフタイムへ。ほぼ完璧な45分間を披露した。
磐田は後半開始時、FW杉本健勇とMF松本昌也に代わってFWファビアン・ゴンザレスとFW大津祐樹を投入。すると一気に戦況を盛り返し、同2分、MF鈴木雄斗のクロスをF・ゴンザレスが折り返し、大津が右足シュート。これは相手に阻まれたが、同5分には遠藤のCKをDFリカルド・グラッサが競り合い、こぼれ球を拾った鈴木が惜しいシュートを放った。
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