桐光学園が関東大会出場権獲得。選手権8強超えのために磨く崩しと堅守で1-0勝利:神奈川
ゲキサカ / 2022年5月17日 0時43分
[5.7 関東高校大会神奈川県予選準決勝 桐光学園高 1-0 湘南工科大附高]
令和4年度第65回関東高校サッカー大会神奈川県2次予選は7日、準決勝を行い、桐光学園高が湘南工科大附高に1-0で勝利。2大会連続の関東大会出場を決めた。桐光学園は8日の決勝で日大藤沢高と戦う。
1月の全国高校選手権8強の桐光学園は、昨年度を超えて国立4強、それ以上を目指す一年。この日は納得の内容・結果ではなかったものの、準備してきた崩しで先制点を奪い、伝統の堅守で湘南工大附を上回った。
3-6-1システムで戦う桐光学園はGKが山田啓太(3年)、3バックは右から川口泰翔(2年)、ゲーム主将のU-17高校選抜DF豊田怜央(3年)、平田翔之介(2年)。右WB杉野太一(1年)、左WB齋藤俊輔(2年)、ダブルボランチに小西碧波(2年)と菅江陸斗(3年)が構え、2シャドーが松田悠世(2年)と野頼駿介(3年)、1トップを宮下拓弥(2年)が務めた。
一方の湘南工大附はGKが永山航世(3年)で右から小島大和(3年)、主将の三浦翔遼人(3年)、{小川源生}}(3年)の3バック。右WB高橋陽翔(3年)、左WB伊藤大輔(3年)、中盤中央で三觜真生(3年)、村岡遊(3年)、中山陽輝(2年)がトライアングルを形成し、橋山翔太(3年)、岩崎由磨(3年)が前線に構えた。
立ち上がりは、湘南工大附がセットプレーや中へ潜り込んだ伊藤のシュートでゴールへ迫る。だが、桐光学園は切り替え速い守備で相手のミスを誘い、簡単には前進することを許さない。
また、小西がボール奪取力を発揮し、菅江や野頼を活用しながらのビルドアップと、サイドからの崩しにチャレンジ。11分、右クロスのこぼれに反応した菅江が胸コントロールから右足シュートを放ち、その2分後には左サイドからのドリブルでDF2人を剥がした齋藤が逆サイドへ振り、杉野がクロスを上げ切る。
湘南工大附は最終ラインの中央で三浦が高さを発揮していたものの、相手を警戒しすぎた面があったか、全体的に後ろに重い守備となるなど、攻守とも後手に回ってしまう。一方の桐光学園は、ロングボールのこぼれ球を高い位置で回収するなど流れを崩さずに試合を進める。そして、前半23分に鮮やかな崩しから先制点を奪った。
桐光学園は、敵陣中央の野頼が相手に厳しいチェックを受けながらも右サイドへ展開。スルーした松田の外側からオーバーラップしていた杉野が、グラウンダーのクロスを入れる。これをニアの宮下がフリック。最後は展開後にゴール前へ動き直していた野頼が左足1タッチでゴール左隅へ流し込んだ。
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