1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[MOM3841]大宮U18FW高橋輝(3年)_「引き出しの中も綺麗にした」プレミア屈指のドリブラーが1G1Aと躍動!

ゲキサカ / 2022年5月9日 12時22分

大宮アルディージャU18FW高橋輝のドリブルは一見の価値あり

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.7 プレミアリーグEAST第6節 桐生一高 1-3 大宮U18 アースケア敷島サッカー・ラグビー場]

 あるいはボールを持った瞬間に、勝負は決まっていたのかもしれない。得意なコース。得意な角度。得意な位置。もう意識しなくても体が勝手に動いていくぐらい、何度も何度も練習を重ねてきた形だ。

「あの角度は自分の得意な角度ですし、あの位置からは何回も決めているので、ディフェンスが2人来て、1人目をかわして、2人目をかわした瞬間に、『ああ、これはもらった』と思いました。今まで溜まっていた分、とにかく喜びが爆発して、凄く嬉しかったです」。

 若きオレンジ軍団が生み出してきた“超絶ドリブラー”の正統な後継者。大宮アルディージャU18(埼玉)のナンバー11、FW高橋輝(3年=大宮アルディージャU15出身)の1ゴール1アシストが、苦しむチームに大きな大きな勝利をもたらした。

「開幕からずっとゴールを決めていなくて、PKになってしまったり、ポストに当たった場面もありましたし、その中で森田(浩史)監督からも、コーチからも、チームメイトからも『今日は決めろよ』『今日は決めてこいよ』とは毎回言われてきました(笑)」。不思議と入らなかった。チャンスは何度も迎えるのに、肝心のゴールだけがなかなか入らない。

「(前澤)拓城も決めているし、(磯崎)麻玖も決めているし、(種田)陽も決めているし、オフェンス陣はみんなゴールを決めていて、自分がフル出場で出ている中で決められていないのは凄く情けなかったですし、『早く自分も決めよう』とずっと思ってやっていました」。前節の横浜FCユース(神奈川)戦もゴールは奪えず、チームは追い付かれてのドロー。ここまで無得点という状況に、とりわけこの1週間は改めて自分を日常から見つめ直してきたという。

「『何か変えなきゃな』と思って、シュート練習にもこだわってやりましたし、あとは普段の生活のところで、月曜日のオフの日に自分の寮の部屋も整理整頓して、引き出しの中も綺麗にして、そういうところからも変えていったんです」。

 引き出しの中も綺麗になって迎えた、この日の桐生一高(群馬)戦。膠着した展開の中で、高橋の才能が一瞬で激しく輝く。後半11分。「右サイドバックの秀輝には、『相手のサイドバックの裏に蹴ってくれ』という話はしていました」と本人も口にした通り、この日が初スタメンだったDF斉藤秀輝(1年)が送ったフィードへ、「たぶん相手の方が反応は早かったと思うんですけど、浮いたボールに怖がらずに」突っ込むと、ボールは目の前にこぼれてくる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください