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桐生一が歴史的1勝!後半45+3分の決勝点で青森山田下し、プレミア初勝利!

ゲキサカ / 2022年5月22日 19時31分

 近年、幾度も逆境で強さを示してきた青森山田は10人になった後、攻守に迫力が増した。だが、30分にセットプレーの流れから西脇がGKを外して放ったシュートは、桐生一の乾がゴールライン上でクリア。桐生一は初先発のCB増澤やCB中野が高さで健闘していたほか、特に後半は各選手がセットプレーで先にヘディングし続けるなど青森山田に強みを出させない。

 桐生一は34分にDF大山和音(3年)とFW前山嘉走(3年)、38分にはDF小出裕大(3年)を送り出し、青森山田も36分にMF杉本英誉(2年)とMF別府育真(1年)を投入。一進一退の攻防の中、桐生一は前への姿勢を持ち続け、小泉や岡村、諏訪のドリブルが効果を発揮していた。そして45+3分、桐生一は右サイドで諏訪がドリブル。判断よく中央へパスを通すと、岡村がコントロールから右足を振り抜く。

 決して強くはなかったものの、コースを突いた一撃が左隅へ決まり2-1。殊勲の岡村中心にスカイブルーのユニフォームが喜びを大爆発させた。諦めない青森山田は45+4分、別府の右クロスから小湊が右足ボレー。だが、GK清水に阻まれ、桐生一が歴史的1勝を喜んだ。

 前節に続いて終盤の失点で敗れた青森山田の黒田監督は、「去年だったら最後失点せずに我慢して、ひっくり返すようなパワーがあったけれど、(今年は)取られちゃうから」と勝負弱さを指摘。一方の桐生一・中村監督は「(段階を踏みながら成長してきた選手たちの取り組みを)自信に変えるためにも、どういう形でも良いから勝ち点3欲しいなと思っていたところなので、運もかなり味方しましたけれども勝てて良かった」と微笑んだ。

 選手たちにとっても自信となる1勝。「遠い存在でしたし、実際やってみて強かった。本当に勝てなかったのでどこかで1勝したくて、それも青森山田というのもあるので。凄く嬉しかったです」(岡村)という青森山田からの白星を巻き返しのきっかけにする。

 諏訪は「ここで1勝できたというのは自分たちの一番のプラスになりました。ここで勝てたということが一人ひとりの自信になる。次の試合は(前橋育英との)群馬ダービーなので負けられないので、死ぬ気で勝ちにいきたい」。プレミアリーグ発足から10年以上戦い続ける青森山田のように、トップリーグに定着することが目標。そのためにも次戦で宿敵・前橋育英高を破って上位との差を縮める。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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