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「This is JOSEI」。積み上げてきた力発揮の鹿児島城西が鹿実突破し、宿敵との決勝へ

ゲキサカ / 2022年5月28日 10時3分

後半18分、鹿児島城西高FW前田隼希が先制点

[5.27 インターハイ鹿児島県予選準決勝 鹿児島実高 0-2 鹿児島城西高 OSAKO YUYA stadium]

 横断幕に掲げられた「This is JOSEI」の合言葉。インターハイ予選から着用する青と白の縦縞のユニフォームをまとった鹿児島城西が、自分たちらしい戦いで強豪対決を制した。
27日、令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技鹿児島県予選準決勝が行われ、鹿児島城西高が2-0で鹿児島実高に勝利。鹿児島城西は28日の決勝で神村学園高と戦う。

 5大会ぶりの鹿児島制覇を狙う鹿児島城西は3-5-2システム。GKが橋口竜翔(2年)で右から佐藤優馬(3年)、山口慶祐(3年)、姶良心己助(3年)の3バック。右WB田中和斗(3年)、左WB是枝大翔(3年)、1ボランチが小堀優翔主将(3年)、2シャドーが原田天(3年)と前田隼希(3年)、そして2トップを矢吹凪琉(2年)と石内凌雅(2年)が務めた。

 一方、27回目のインターハイ出場を目指す鹿児島実は先発8人が1、2年生。GK田中敦志(2年)、右SB田村倫也(2年)、CB福元一光(2年)、CB吉村太希(1年)、左SB尾ノ上禅主将(3年)、ダブルボランチが坂本一慎(3年)と原口順多(2年)、右SH仙田龍聖(2年)、左SH瑞慶山史師(3年)、前線はシャドー気味に入った外園智也(2年)と伊地知龍之介(2年)が構えた。

 鹿児島実は前半半ば頃から、取り組んできたダイレクトプレーの回数を増加。前線の選手が1タッチで落としたボールをサポートの選手が前向きな1タッチパスで狙い、相手DFと入れ替わろうとする。また、いずれも馬力のある瑞慶山と尾ノ上の左サイドが突破口になっていた。

 一方の鹿児島城西はロングボールを起点に左利きの技巧派MF原田や推進力のある前田が仕掛けに持ち込もうとする。中盤の底の位置で効いていた小堀を含めたトライアングルを軸にゴールを目指したが、公式記録上の前半シュート数はゼロ。一方の鹿児島実は17分に尾ノ上のクロスを仙田が頭で合わせたほか、伊地知がカットインから左足を振り抜き、また尾ノ上の左足FKがゴールを襲う。加えて、1年生CB吉村が高さを発揮するなど大きな隙を見せなかった。

 0-0で折り返した後半、鹿児島城西は前田の縦への動きやセットプレーからチャンス。佐藤のヘッドはGK田中に阻まれたものの、流れは徐々に鹿児島城西へと傾いていく。鹿児島実は10分にFW牧野樹生人(3年)が投入するが、鹿児島城西は直後に相手のビルドアップをインターセプトした石内がGKとの1対1から左足シュート。これはGK田中がセーブしてミスを取り戻す。だが、この時間帯を境に鹿児島実は繋ぎに行く回数が減り、攻撃が停滞してしまう。

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