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静岡でジャイキリ!「準決勝・静学撃破」再現の磐田東が05年以来の全国王手!

ゲキサカ / 2022年5月29日 21時49分

 一方の磐田東は10年以来の4強入り。4-4-2システムのGKは岡村虹輝(2年)、右SBが前・磐田監督の鈴木政一氏を祖父に持つ鈴木彩斗(3年)、CB森、CB森谷柊平(3年)、左SB倉田幸栄(3年)。ダブルボランチが鈴木王太(3年)と熊野日路(3年)、右SH谷野暁希(3年)、左SH瀧井空(2年)、そして神谷宥河(3年)と徳増倭(2年)が2トップを組んだ。

 試合を通してボールを支配していたのは静岡学園の方だった。だが、前半は中盤のボールを受ける回数が明らかに少なく、バックパスが増えるなど後ろに重い展開。高橋と寺裏の強力な両ワイドまでボールを運び、彼らがキープ力を発揮していたが、鈴木彩、倉田の磐田東両SBに縦を切られ、カットインも人数を掛けて守る相手に対応されてしまう。

 磐田東は押し込まれる展開だったが、「ファーストDFをしっかりいく」(山田監督)ことを徹底。人にしっかりと付いて守り、守備網の内側に入って来るボールに対しては、前へ出て厳しくチェックする。静岡学園は飲水後に白井や保竹の前線に係る回数が増加したが、決定打を打ち込むまでは至らない。

 森は「相手はプレミアのチームなので、左のウイングの(寺裏)剣選手とか9番の神田選手とか迫力があると思っていたので、そういうところで自由にやらせないことを最終ラインを含めて話をしていたので、上手く抑えられて良かったと思います」と説明する。

 逆に磐田東は28分、左ショートコーナーから鈴木王が上げた左クロスに森が飛び込む。また、カウンターから瀧井がドリブルで一気にPAへ切れ込むシーンもあった。守備面も引いて守るだけにならないように、前から行けるところは前へ出て連続したプレッシング。回数は少なかったが、幾度か中盤を経由して前線までボールを繋ぎ、谷野のスピードも相手を嫌がらせていた。

 静岡学園は後半6分、高橋がカットインから上げた右クロスをファーサイドの寺裏が決定的なヘッド。だが、GK正面を突いてしまう。13分に静岡学園は西井をMF近藤安元(3年)へ代え、磐田東も神谷をFW伊藤悠陽(1年)へ入れ替える。

 15分には静岡学園GKのビルドアップのパスを磐田東の谷野がインターセプト。左足で狙ったシュートはDFにクリアされたが、静岡学園はDFの細かなミスなど、ところどころで隙も出てしまっていた。

 それでも、ボランチが高い位置でボールを受けられるようになり、「後半はある程度良くなった」(川口修監督)。だが、シュートを決め切ることができなかった。16分に高橋がカットインから放った左足シュートはクロスバーをヒット。直後には再三空中戦の強さを発揮していた行徳のヘッドがゴール右へ外れる。

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