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静岡でジャイキリ!「準決勝・静学撃破」再現の磐田東が05年以来の全国王手!

ゲキサカ / 2022年5月29日 21時49分

 静岡学園は34分に寺裏をMF望月空(3年)へスイッチ。35分には永田のグラウンダークロスに神田が飛び込むも、磐田東GK岡村が勇気を持って飛び出し、ゴールラインすれすれでCB森谷がクリアする。静岡学園は40分に高橋のクロスを胸で止めた神田が右足シュート。そして、磐田東が鈴木彩をDF前嶋誠(3年)へ入れ替えた後の後半40+5分、静岡学園は右FKに神田が飛び込むが、ボールは右ポストを叩いてしまう。

 静岡学園の川口監督は「相手が守備的に来たということで、相手の守備が素晴らしかったということと、相手が守ってきたところでこじ開けることができなかった。全員に言えることなんだけど、攻める姿勢が足りない」と厳しい評価。試合は0-0のまま80分間を終え、即PK戦へ突入した。

 磐田東の山田監督は「PK、運だよと。それは、しょうがないねと。でも、勝とうねと話しました」。健闘で終わるのではなく、勝利で終えることを目指した磐田東は、PK戦でリードを奪う。先攻・静岡学園1人目が外したのに対し、磐田東は谷野と倉田が成功。そして、静岡学園3人目をGK岡村が足でストップする。

 静岡学園も直後にGK中村が止め返したが、磐田東GK岡村は4人目のシュートを再びストップ。最後は森が右足で決め、3-1でV候補を撃破した。大興奮の磐田東イレブン。森は「今日勝ったことは今後の人生に関わってくることだと思うので、本当に良かったと思いますし、今日静学さんに対して自分たちの課題が露呈したので、(決勝まで)あと一週間しかないですけれども良いものを作り上げたい」とサッカー人生における大きな1勝の喜びと、引き締めの言葉を口にしていた。

 静岡県西部地区の強豪・磐田東は15年までプリンスリーグ東海で戦っていたが、現在の主戦場は県1部リーグだ。トーナメント戦ではなかなか県4強入りすることが叶わなかったものの、山田監督は「自分で考える人間になって欲しいから、どうしたら良いという問いがけから入るように」と選手たちが自分たちでモチベーションを維持し、前向きに取り組めるような言葉がけを意識し続けてきたという。

 この日対戦した静岡学園は全国有数の選手層。だが、対戦した時に怯むのではなく、本気で勝つためのメンタリティーと戦う術を求めてトレーニングしてきた。この日、攻撃面に関してはサポートの動きが遅れ、狙いとするビルドアップをすることができなかったが、無失点で堂々の勝利。山田監督は決勝へ向けて、「楽しんでやります。子どもらが自分たちで舞台を整えたので、子どもたちが楽しんでやってくれれば結果はついてくると思う」。17年前と同様に準決勝で静岡学園を突破して決勝進出。改めて自信を得た選手たちは、エコパファイナルでこの日以上のサッカーを表現して静岡制覇を実現する。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2022

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