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[プレミアリーグWEST]突き付けられた「ボールの価値」。世界への道に足を踏み入れたC大阪U-18が首位の鳥栖U-18を撃破!

ゲキサカ / 2022年5月30日 7時7分

 あっという間に小さくないビハインドを負った鳥栖U-18だが、これでようやくスイッチが入る。「2点目を決められた時に、自分も『負けてないから。まだリードされてるだけだから』ということは言って、そこから少しリズムが戻りましたね」とDF大里皇馬(3年)が話したように、2失点目以降はボールも回り出し、強めた攻勢。22分に高い位置でボールを奪ったFW楢原慶輝(3年)がシュートを放てば、29分にはFW増崎康清(2年)が打ち切ったシュートはクロスバーに跳ね返り、MF坂井駿也(3年)が続けたミドルは、C大阪U-18のGK春名竜聖(3年)のファインセーブに阻まれたものの、反攻の姿勢を打ち出して、最初の45分間は終了した。

 後半もやや鳥栖U-18の押し込む時間が長い中で、「技術で繋がったかなと。もっともっとああいうシーンが出てほしいですよね」と辛口の指揮官も称賛する一撃が。26分。MF伊藤翼(3年)からパスを受けた清水は、「身体の向きを作って待っているリツがいたので」ターンのアイデアをキャンセルし、「あとはリツの足元に届けるというところだけを考えて」丁寧なラストパス。抜け出した皿良のシュートが左スミのゴールネットを打ち抜く。

「大翔から良いボールが入ってきた時に、『ここで止めるとディフェンスが来るかな』と思って、少し流しながら運ぶ感じで良いトラップができたので、右足で流し込むだけでした」という12番のドッピエッタは、自身にとってもリーグ戦5ゴール目。3-0。ゲームを左右する次の大きな得点は、C大阪U-18に記録された。

「正直メンバーも入れ替わる中で、恐らく今日は難しいゲームになるなということはわかっていました」と田中智宗監督の言葉通り、キャプテンのMF福井太智(3年)がU-19日本代表の活動で欠場し、最終ラインのDF竹内諒太郎(3年)とDF北島郁哉(2年)がメンバー外だった鳥栖U-18も、29分に意地を見せる。それまでも良いキックを蹴っていたDF今村元紀(3年)の右CKから、最後は途中出場の鈴木がプッシュ。1年生ストライカーのゴールで、2点差へ追い上げる。

 35分には鳥栖U-18に再びCKから得点機。ここも今村の正確なキックに、「『アイツ、どこのポジション?』と言われるくらい、動いて、点数も獲って、守れて、というのが自分の理想です」と言い切る大里がヘディングを枠内へ収めるも、春名がビッグセーブで回避。45分にはC大阪U-18も、途中出場のWEST得点ランクトップのFW木下慎之輔(3年)が決定的なシュートシーンを迎えたが、鳥栖U-18のGK栗林颯(3年)がファインセーブで応酬する。ファイナルスコアは3-1。2得点以降はやや相手にペースを握られながらも、粘り強く勝ち切ったC大阪U-18が勝ち点3を積み上げた。

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