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“格上相手”は慣れたもの…? ブラジル戦へ燃える久保建英「マジョルカのような戦いはしたくない」

ゲキサカ / 2022年6月4日 13時17分

日本代表MF久保建英(マジョルカ)

 日本代表MF久保建英(マジョルカ)が4日、報道陣のオンライン取材に応じ、6日のキリンチャレンジカップ・ブラジル戦(国立)に向けて意気込みを語った。ブラジルは2日に韓国代表と対戦し、FWネイマール(パリSG)の2ゴールなどにより5-1で圧勝。試合映像を見たという久保は「世界ランク1位のチームが調子いいとこうなんだなという印象」と、その強さをまずは受け止めていた。

 日本代表にとって、過去2分10敗と圧倒的劣勢を強いられてきたブラジル戦。国立競技場には満員の観客が訪れるとみられ、ドイツやスペインと同組のカタールW杯を見据えたテストマッチという意味でも、森保ジャパン発足後最大級のビッグマッチとなる。また久保にとってはA代表での生き残りをかけた貴重な機会。2日のパラグアイ戦では「焦りとかが出て本来のいいプレーが出せなかった」ため、名誉挽回が求められる。

 普段はラ・リーガでプレーする久保にとって、日本代表としてのブラジル戦は“対ビッグクラブ”のような心境だという。「たとえばリーガだったらレアル・マドリー、バルセロナと対戦する他のチームの気持ちに近いと思う。毎回楽しみにしている相手との対戦なので。彼ら(ブラジル代表の選手)は僕たちみたいなチームが楽しみに気合を入れてくるのが日常なので慣れているだろうけど、僕たちからしたら初めて」。そう例示した久保は「僕にとっても格上のチームと代表で試合をするのは初めて。ワクワクしている」と目を輝かせた。

 これまでなかなか世界トップレベルの相手とマッチメークできなかった日本代表からすると、このブラジル戦は強豪相手の戦い方を模索できる大きなチャンス。そのなかで久保は今季、残留争いを繰り広げたマジョルカでプレーしており、“格上”への挑み方には一日の長があるように思われる。しかし、そのことを久保に問うと、次のような答えが返ってきた。

「マジョルカでやっていることが活かされるというと、それはネガティブじゃないけど格上想定になってしまう。日本代表の今の立ち位置を知れるいい機会だとは思うけど、僕からしたらあまり日本代表はマジョルカのような戦いはしたくない」。そう本音をのぞかせた上で「どうなるかは試合が始まってからしか分からない。相手が格上なのは事実なので、そういったものを頭に入れて戦うのはいいのかなと思う」と述べるにとどまった。

 長いシーズンを戦う中でなんとか勝ち点1をもぎ取りたい中小クラブとのリーグ戦と、強豪居並ぶカタールW杯に向けて立ち位置を知るべき日本代表の親善試合。そこには大きな違いがある。だからこそ、久保はマジョルカのような戦いぶりをブラジル戦で見せていくことについて否定的な見解を示した。

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