「我慢」でつかんだ全国行きの切符…立正大淞南、大社から逃げ切って2大会連続15回目の総体出場!!
ゲキサカ / 2022年6月4日 17時47分
[6.4 インターハイ島根県予選決勝 立正大淞南高 2-1 大社高 島根県立サッカー場]
令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」サッカー競技(徳島)島根県決勝が4日に行われ、立正大淞南高が大社高を2-1で下し、2大会連続15回目の出場を決めた。
5大会連続で同じ顔合わせとなった決勝は、立ち上がりから各エリアで激しいボールの奪い合いが続く展開。そこから、より多くゴール前までボールを運んだのは大社だった。前半3分(35分ハーフ)、FW神手プラナヤマ晃明(3年)がエリア内右サイドへのパスに反応してシュートを放ったが、左に外れる。同7分にはMF有富達哉(3年)が相手のミスパスを拾ってドリブルで運び、約25メートルの距離からミドルシュートを狙うも、わずかにゴール右に外れた。
立正大淞南は昨年度U-17高校選抜のエース、FW香西銀二郎(3年)に良い形でボールが入る場面が少なく、前半20分過ぎには南健司監督が「我慢しろ!」とピッチ内に声を掛けたように、守備の時間が長い戦いを強いられる。CKやゴール近くでのFK、大社DF井上陽登(3年)のロングスローなど相手のセットプレーも多かったが、GK塚田喜心(2年)、DF三輪陽斗(3年)とDF坂井悠飛(3年)のCBコンビなど守備陣が的確に対応し、決定機は作らせなかった。
スコアレスで迎えた後半、立正大淞南はセットプレーからビッグチャンスを作り出す。後半1分、左CKをファーサイドでフリーとなっていたDF坂井がヘッドで合わせたが、大社GK原田塁(2年)のファインセーブに防がれた。
だが、この試合最初の決定機で勢いに乗った立正大淞南は後半9分、ついに均衡を破る。ゴール正面約25メートルの距離でFKを得ると、DF三輪がゴール前に送ると見せかけて、横にいたMF進海翔(3年)にパス。進がワントラップから右足を振り抜いたシュートが、右ポストに当たりながらもネットを揺らした。
鮮やかなスーパーミドルで先制した立正大淞南は、さらにたたみかけるようにゴールを目指す。後半11分には先制点と同じような位置から、DF長根悠仁(3年)が今度はゴール前へ。ボールはゴール方向に向かったが左ポストに当たって外れ、追加点とはならない。
その後も前への圧力を強めるものの、粘る大社も懸命に押し返して相手ゴールを目指す。後半27分には右CKから交代出場のDF大菅快(3年)がヘディングシュートを放ったが、右に外れて決まらなかった。
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