「我慢」でつかんだ全国行きの切符…立正大淞南、大社から逃げ切って2大会連続15回目の総体出場!!
ゲキサカ / 2022年6月4日 17時47分
しのいだ立正大淞南は後半30分、貴重な追加点を奪う。ゴール前で複数の選手が絡むコンビネーションから、FW香西がエリアにいた交代出場のFW永澤叶太(2年)へ。永澤が鋭いターンで相手選手を振り切り、左足で蹴り込んだ。
残り5分で2点差となったが、ここから大社も粘った。68分に自陣左サイドでFKを得ると、DF児玉晴(2年)が左足でゴール前に鋭いボールを送る。これを飛び込んだDF妹尾将史(3年)がヘッドで合わせて1点を返す。
さらに大社は同点を狙うが、立正大淞南はバタバタすることなく、奪ったボールをコーナースポット付近に運ぶなどして時計の針を進める。4分と表示されたアディショナルタイムもチャンスは作らせず、1点差で逃げ切って試合終了のホイッスルを聞いた。
試合後、応援団も含めた全部員に「チーム全員で『我慢大会』に勝ったのはよかった」と語りかけた立正大淞南の南監督は、「我慢すれば後半に流れは来ると分かっていた。やっていることはできなかったけれど、今年のチームの特徴である、戦いになったら負けないというところは出せたと思う」とコメント。一方で内容については「ボールを奪ってからのクリエイティブさが、もっと出ない限り全国で勝ち上がることは不可能。そのレベルを上げていきたい」と課題を指摘した。
キャプテンのMF肥塚秀斗(3年)も試合中、ピッチ内で「我慢しよう、じれるなと声を掛けていた」という。全国大会では「もっと自分たちの長所を伸ばさなければいけない」という成長の成果を見せるとともに、1年前の教訓も生かすつもりだ。昨年度は初戦を突破して迎えた2回戦で徳島市立高(徳島)と対戦し、後半に先制しながら、アディショナルタイムの2失点で1-2の逆転負け。その試合にフル出場していた肥塚は「全国大会は一つのミスが失点につながる。ミスを減らすようにやっていきたい」と今後のレベルアップを誓っていた。
(取材・文 石倉利英)●【特設】高校総体2022
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