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「目の前の1試合」を勝つことだけが日本一へ通ず。“勝負強い”帝京長岡が延長で新潟明訓に競り勝って新潟制覇!

ゲキサカ / 2022年6月5日 20時25分

「あのピンチはやられたと思いましたけど、やはり佐藤安悟が安定していましたね」と谷口総監督も名指しで称えた守護神、五十公野に降臨。わずかに勝利への執念で上回った帝京長岡が、新潟の頂点へ登り詰めた。

 準決勝の北越高戦も、後半終了間際に追い付かれながら延長で勝ち越し、この日の決勝もやはり延長をウノゼロでモノにして、新潟制覇を達成した帝京長岡。「手前味噌ですけど、こういうゲーム展開や内容で昨日も今日も勝ち切れるというのは成長しているのかなって。春先の失点を重ねていた段階から比べると、少しずつは逞しくなってくれているかなという感じはします」と谷口総監督も一定の評価を口にする。

「昨日も今日も延長で結構な緊迫感がありましたけど、良い声を全体で掛けられましたし、今までは終盤に弱いチームだったんですけど、最近は終盤で勝ち切れるチームになってきていると思います」と指揮官と同じような手応えを語るのは佐藤。攻めても攻めてもゴールが奪えず、一発に沈むような負けパターンからの脱却は、着々と、力強く進んでいるようだ。

「大会を通じてチームとして成長できたというのが一番嬉しいところです」という桑原は、全国での抱負を問われると「先を見据えずに、目の前の1試合を大事に勝ち切った結果がインターハイ出場に繋がったと思うので、インターハイも先を見過ぎず、目の前の1試合を全員で勝ち進みたいです」とこの日3度目の『目の前の1試合』を紡ぎ出せば、谷口総監督もダメを押す。「昨日もベンチはカッカしてたけど、選手は凄く落ち着いていて、終了間際に失点もしながら、延長もしっかり戦ってくれていたので、こちらが余計なことを言わないで、目の前の1試合をしっかり戦おうというのがいいんだろうなと思いますよね」。

 ここまで聞けば、彼らの目指す所は明確過ぎるぐらい、明確だ。目の前の1試合を、真摯に、全力で。その積み重ねた先にある日本一は、きっと気付けば後から付いてくるはずだ。それだけの過程と成果を引き寄せるだけの力が、今年の帝京長岡には間違いなく備わっている。

(取材・文 土屋雅史)●【特設】高校総体2022

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