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「最後に勝つのは俺らだ!」…那覇西、名護に競り勝ち2大会ぶり17回目の総体出場が決定!!

ゲキサカ / 2022年6月5日 21時38分

2年ぶりに全国総体出場を決めた那覇西高

[6.4 インターハイ沖縄県予選決勝 那覇西 2-1 名護高 タピック県総ひやごんスタジアム]

 新人戦・総体・選手権と主要大会すべてを制した20年大会以来の総体優勝を狙う那覇西高と、悲願の総体初制覇を狙う名護高。「躍動の青い力 四国総体 2022」への出場権をかけた沖縄予選決勝が4日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで繰り広げられた。

 第1シード校として勝ち上がった那覇西は、初戦となる2回戦で与勝高に5-0、続くKBC学園未来高に3-0で勝利。準々決勝では興南高を3-2、そして延長戦までもつれた準決勝の那覇高戦では2-1と接戦をモノにした。

 対して名護はノーシードからの決勝進出。初戦の沖縄工業戦で3-0で勝つと、続く2回戦で昨年度の選手権出場校・西原高と対峙し2-1で勝利。「この1勝が大きかった」と、5年目の石川広武監督が率いる名護は勢いづき、3回戦の豊見城高を2-0、準々決勝の那覇国際高戦を3-1で破り、準決勝では19年に県大会三冠を手にした前原に2-1で競り勝った。

 那覇西の平安山良太監督と名護の石川監督は17年、那覇西での監督とコーチという間柄だった。「那覇西と決勝で戦えるチームを作ります」と、コーチだった石川監督の声に「待ってるからな」と呼応した平安山監督。18年から対敵となった両者の思いはこの日ついに結実した。

 大会期間中は雨の日が多く、決勝の日も雨天は変わらず。しかし水はけの良いタピック県総ひやごんスタジアムのピッチに水たまりはなく、短く刈られた芝生表面が濡れた状態でのプレーはボールの転がりが良くパススピードも早い。試合前から転がり具合を入念にチェックしていた両チームは14時ちょうど、頂点をかけて火花を散らしぶつかった。

 試合は開始早々3分に動き出す。左サイドから攻める那覇西が奪った左CKの場面でキッカーを務めたのは両利きの左SB比嘉隼(3年)。「自分の武器はキック。ゴールを狙う気持ちで蹴った」と、右足インスイングで放ったボールはファーサイド付近で急激に曲がり、GKのファンブルを誘ってそのままゴールへ。準決勝の那覇戦でもCKから決勝ゴールを演出した比嘉の先制点で那覇西がリードを奪う。

 気持ち的にも有利に立った那覇西は左右にボールを動かして相手を食いつかせ、空いた逆サイドのスペースを使って進入する。しかし名護もボールの出どころを潰しながら攻守を切り替え、簡単に主導権を与えさせない。すると、那覇西のプレスに対して連携良くワンタッチパスで巧みに剥がしながら前への推進力を見せる名護が徐々にペースを握ると前半22分、チャンスが生まれる。

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