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九州国際大付が夏の福岡初制覇!我慢強さ、礼儀も持って戦い、PK戦12-11の激闘制す!

ゲキサカ / 2022年6月6日 6時49分

九州国際大付高が初優勝、2度目のインターハイへ

[6.5 インターハイ福岡県予選決勝 九州国際大付高 1-1(PK12-11)飯塚高 小郡市陸上競技場]

 九国大付が悲願の初優勝! 5日、令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技福岡県予選決勝が行われ、九州国際大付高と飯塚高が対戦。九国大付が1-1で突入したPK戦を12-11で制して初優勝、13年以来2度目の全国大会出場を決めた。

 雨中の激闘。両校計26人がキッカーを務めたPK戦は、後攻・飯塚の13人目を九国大付GK與田和也(3年)が止めて決着がついた。ピッチ、スタンドのオレンジが歓声を上げながら一気に集まり、大きな輪を作る。就任4年目の江藤謙一監督の目は赤く染まっていた。

「嬉しいですね。生徒たちはいっぱい泣いていたし、俺も泣いてしまいましたけれども……、本当に弾き返されて来たので、『ありがとうございます』という言葉が聞けたのが良かったですね」(江藤監督)。九国大付は06、10年度に選手権、13年には2位で地元開催のインターハイに出場し、プリンスリーグ九州では上位に名を連ねてきた。江藤監督就任後も福岡突破、全国上位を狙えるような世代があったが、宿敵・東福岡高に阻まれるなど何度も流してきた悔し涙。その福岡の壁を乗り越えて勝ち取った初タイトルとインターハイ切符だ。

 現3年生は、知将・杉山公一前監督(現・福岡大若葉高監督)退任を知った上で進学を決意してきた最初の学年。彼らから胴上げされた江藤監督は、「それが分かった上で選んでくれた一期生で勝てたのが僕は格別に嬉しいというか……。分かって送ってくれた地元の方々に恩返しできたのが嬉しいですね」と感無量の表情で、CB米山凛主将(3年)は「江藤先生を胴上げできたのが一番嬉しいです」と微笑んでいた。

 九国大付はいずれも主力のMF藤井滉稀(2年)やMF濱中翔太(3年)、FW小林豪王(3年)を怪我で欠く苦しい陣容。中盤ダイヤモンド型の4-4-2システムのGKは與田、右SB椎山浬(3年)、CB米山、CB竹原慧(3年)、左SB高森皓英(3年)、中盤はアンカーが黒岩峻(3年)、右MF高瀬泰斗(3年)、左MF井谷和希(3年)、トップ下がエースMF濱田大夢(3年)、2トップは頴川楓(3年)とDF登録の井上陽斗(3年)が務めた。

 一方、飯塚は前回大会で初優勝を果たし、初の全国大会で全3試合無失点、16強入り。連覇を懸けた決勝の先発GKは東谷康平(3年)、右SB松島朝日(3年)、CB坂本海凪太(2年)、CB片山敬介主将(3年)、U-16日本代表候補の左SB藤井葉大(2年)、中盤はやや下がり目に構える秦翼(3年)と村井天(3年)が中央でコンビを組み、右SH向野蓮(3年)、左SH池田悠夢(3年)、前線には芳野凱斗(3年)と大園治慈(2年)が構えた。

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