ラストプレーで追いついた鶴崎工!! 強敵・大分高をPK戦の末退け決勝進出
ゲキサカ / 2022年6月7日 10時16分
[6.5 インターハイ大分県予選準決勝 鶴崎工 1-1(PK4-3) 大分高]
令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体2022」男子サッカー競技の大分県予選準決勝が5日に行われ、第一試合では鶴崎工高が新人戦王者の大分高をPK戦の末退け、決勝へと名乗りを上げた。
ベスト4進出校がいずれも無失点で勝ち上がるという、堅守が目立つ大会を象徴するように、この試合も雨の中、両校一歩も譲らない激しい肉弾戦が展開された。
鶴崎工は新人戦の準決勝で大分に0-3で完敗を喫したが、今年度から赴任した中津留正三監督の掲げる守備の整備に加え、選手たちの自主性をさらに強調した新機軸でリベンジに挑む。
大分高はワントップのFW佐藤翼(3年)が前線の起点となり、技術に優れるMF青山京京志郎(3年)らゴールを狙うが、鶴崎工はキャプテンのDF倉見颯(3年)を中心とした守備陣がしっかりと対応し、ペースを大分高に渡さない。
それでも大分高は前半9分、左右に揺さぶりをかけ、FW今田昂輝(3年)のクロスを佐藤が胸でトラップし強烈なシュートを放つが、わずかにゴールを外れる。
守勢に回る場面が目立った鶴崎工も反撃に出る。前半26分、CKからのこぼれ球に反応した澤井優翔(2年)が鋭いボレーを放つが枠を捉えられず、前半は互いに無得点のまま勝敗の行方は後半へ持ち越された。
鶴崎工の守りに攻めの形が十分に作れない大分高は、後半からスピードあるFW小原優斗(3年)を投入。よりサイドからの攻撃に厚みを加え、これが先制点へとつながっていく。
後半14分、DF今田倖聖(3年)とのワンツーから抜け出した小原のクロスが鶴崎工ディフェンスのハンドを誘発し先制のチャンスを迎える。このPKを佐藤が確実に決め、待望の先制点。
ここから大分高が前線での強度をさらに強め、後半25分にはCKから佐藤が高い打点から放ったヘディングシュートのこぼれ球を押し込み、追加点かと思われたがこれはオフサイドの判定でノーゴール。
反撃に出たい鶴崎工は長身DF後藤吏温(3年)を前線へ上げ、組織化された大分高守備陣に対し、高さの脅威で勝負に出る。
そしてラストワンプレー。土壇場で鶴崎工は好位置でのFKのチャンス。蹴るのは後藤。後藤にはこのままでは終われない理由があった。「僕のファウルが失点につながってしまったので絶対に決めるという気持ちで蹴った」鋭い弾道のシュートは大分高の壁をすり抜け、ゴール左隅に決まり、鮮やかな同点劇。ゲームの行方は延長戦にもつれ込むこととなった。
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