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後半勝負の長崎総科大附が1-0で勝利。国見との決勝は「小嶺先生の気持ちも背負って」戦い、全国へ

ゲキサカ / 2022年6月10日 8時18分

後半27分、長崎総合科学大附高FW福島文輝が決勝ゴール

[6.9 インターハイ長崎県予選準決勝 創成館高 0-1 長崎総合科学大附高 長崎市営ラグビーサッカー場]

“小嶺先生と一緒に”全国へ――。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技長崎県予選準決勝が9日に行われ、長崎総合科学大附高が創成館高に1-0で競り勝った。長崎総科大附は10日の決勝で、2連覇を懸けて国見高と戦う。

 名将・小嶺忠敏前監督が亡くなってから初めての夏。“小嶺先生と一緒に戦う”長崎総科大附が接戦を勝ち切り、決勝へ駒を進めた。定方敏和監督は「生徒には小嶺先生、明日来られるからと」常に厳しい目を持って見守られていることを伝えているのだという。この日は後半勝負で前へ出て1点をもぎ取り、1-0で勝利。決勝では小嶺前監督が数々のタイトルをもたらした国見と全国切符を懸けて戦う。

 定方監督は「お互い小嶺先生が率いられたチームなので、小嶺先生も喜ばれているんじゃないかと思いますし、でもウチはそれに負けたらダメ」と引き締め、主将のMF竹田天馬(3年)は「小嶺先生は見るだけじゃなくて、一緒に戦ってくれると思うので、小嶺先生の気持ちも背負って戦いたい」と力を込めた。

 長崎総科大附は昨年の予選で5試合連続ゴールを記録したFW西岡紫音(3年)が長期離脱中。その一方、先発として昨年度の選手権を経験している竹田やGK亀井一起(3年)、左SB平山零音(2年)が中心選手としてのプレーを見せている。この日は4-2-3-1システムでGKが亀井、右SB横山恒星(3年)、CB京谷來夢(2年)、CB瀬戸俊樹(3年)、左SB平山、ダブルボランチが竹田と山下竣介(3年)、右SH筒口優春(3年)、左SH梅野佑汰(3年)、トップ下が尾島栞蓮(2年)で1トップを福島文輝(2年)が務めた。

 一方、創成館は選手権予選決勝のリベンジマッチ。右ウイングが下がり目で3-6-1のような陣形。GKが濱村達也(3年)で、池田隼人(2年)、中尾龍之介(3年)、松井奏斗(3年)の3バック、右WB福田虹斗(3年)、左WB今福海理(2年)、ダブルボランチが藤田卓也(3年)と篠原太希(2年)、シャドーの位置に田川蓮翔主将(3年)と関優翔(2年)、そして1年時に選手権を経験している波多野太一(3年)が1トップを担った。
 
 前半は創成館が後方でボールを握る展開。久留貴昭監督は「わざと後ろに重くして、勢いを止めた。(生徒たちが)意図を持ってやってくれました」と説明する。長崎総科大附のハイプレスを出させないように、相手と距離を取りながら3バックと篠原、藤田中心のビルドアップ。相手のショートカウンターを警戒しながら配球し、高い位置で起点を作ってからの仕掛けや中尾のロングスローなどから先制点を目指した。

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