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プレミア勢の強さと意地。堅守・近大附に苦戦も、焦れずに90分間、PK戦で上回った履正社が全国へ

ゲキサカ / 2022年6月12日 6時48分

 この後、履正社はCB石塚蒼空(2年)、近大附はMF廣谷郁海(2年)を加えたが、スコアは動かず、PK戦決着となった。PK戦は近大附の3人目のシュートがわずかに左へ外れたのに対し、履正社は古田から名願、東尾、小田村と成功し、最後は西坂が左足で決めて5-3。全国切符獲得を喜んだ。

 苦しい戦いとなった履正社だが、相手の高い強度に対抗しながら、焦れずに戦い続けてPK戦で勝利。名願は「高校年代トップの(プレミア)リーグでやらせてもらっているので、そこは意地を見せないといけないなと思っていたので良かったです」と語る。

 プレミアリーグの経験はやはり、大きいようだ。古田は「守備の部分で今シーズン無失点の試合がなかった中で、無失点で終えることができたことは良かった。プレミアリーグの方が全国レベルのチームと毎週できるということでレベルも高いですし、その中で試合をさせてもらっている分、レベルの高い強度の試合に慣れているというのがあったと思います」。攻めあぐねた試合ではあったが、プレミアリーグのスピード、強度で揉まれてきたチームは最後まで隙を見せず、延長戦を含めた90分間、PK戦で相手を上回った。

 上位進出が期待される全国大会では、得点を取り切る部分により注力する。平野監督は「プレミアリーグでやらせてもらっているので力がない訳では無い。ゴールを目指しながらのパス&ゴー、パス&サポートということをやっていかないと。もっとゴールを目指していきたい」と語った。

まずは12日の決勝(対関西大北陽高)で勝って、大阪第1代表の座を掴むこと。古田は「他府県ではプレミアリーグのチームが負けている。全国への切符をとりあえず掴めたのは収穫。大阪一獲って絶対に行きたい。日本一を目指して、もちろん獲りに行きたい」と意気込み、名願は「練習から日本一の取り組みをしてという話をしているので、そこは自分たちの努力でできることだと思うので、日本一の取り組みをして日本一を獲りたいと思います」と力を込めた。高校年代最高峰のリーグ戦で経験を重ねながら質の高い攻撃や打開力、強度も見せている今年、過去最高の全国8強を超えて日本一を目指す。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2022

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