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日本vsチュニジア 試合後の森保一監督会見要旨

ゲキサカ / 2022年6月15日 1時13分

―吉田にミスがあり、遠藤もビルドアップで狙われていた。4連戦の疲れもあったか。
「2人には4試合とも出場してもらって、出場時間はコントロールしたところもあるが、長いシーズンを欧州で戦ってきたあとの代表ウィーク4試合ということで、心身ともに疲労がかなり来ていたのかなと思う。W杯本大会を見据えても、彼らのパフォーマンスが落ちることも考えられる。そのために、すべての時間で彼らにプレーしてもらうのではなく、試合ごとに選手を代えながら連係連動を高めたり、代わりに入ってくる選手にも経験を積んでもらったりした。チームとして中心選手を欠いてもチーム力を落とさないという意味では、今回いろいろな経験ができた。

 攻撃の組み立てでは、お互いのシステムのかみ合わせもあったが、DFラインからビルドアップして(遠藤)航のところを使いながら展開することで我々のチームとして良い流れができる。航のところをつぶしにきていたのは分かっていたし、今後も相手がそういう狙いを持って、我々がやろうとすることをつぶしに来るという意味では、今後の良いシミュレーションになった。航のところを止められたとき、相手がディフェンスの圧力を強めてきたとき、他にスペースがあるという部分は昨日の練習でも確認したし、準備してきたが、我々の強みを消されたときに、違うオプションを出すというところをやらないといけない。そこは今日課題が出た」

―1失点目は伊藤のチャレンジがミスとなってPKにつながった。
「アグレッシブにチャレンジする姿勢なしで消極的に守っているだけであれば分からないし、選手がチャレンジしてくれたことにはよくチャレンジしたと言いたい。そこから修正できるという意味では、W杯に向けてチームの成長にもつながる。チャレンジしたからこそ、次の正しい修正ができる。これまでの試合でもビルドアップのミスから失点していたし、選手には今日の試合の前にもそのことは話した。ビルドアップで相手にカットされるミスが起きたところを修正して、しっかりかいくぐれるようにクオリティーを上げる部分を最大限トライしていこうと。クリアで切らないといけない局面もあると思うが、マイボールにすることを放棄してクリアで終わればもっと相手の攻撃を受けることになり、疲弊して結局、失点につながる。世界で勝っていくには絶対にやらないといけないし、ディフェンシブサードからのビルドアップのチャレンジだと選手には伝えた。ビルドアップからの失点に関しても、ボールをロストしたあとに切り替えて相手の攻撃をうまく制限できれば、失点につながることもなかった。そういう意味でもマイボールを大事にし、しっかりチャレンジする。チャレンジするということはミスも起きる。起きたときに2つ目、3つ目のミスを犯さないようにやっていこうと。選手たちの勇気を持ってのチャレンジは監督として評価してあげたい。

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