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明秀日立が4-1で茨城決勝進出。関東大会優勝を経て、向き合う2つの課題

ゲキサカ / 2022年6月17日 19時27分

後半40+2分、明秀日立高MF長瀬瑠伊が左足ミドルを決めて4-1

[6.15 インターハイ茨城県予選準決勝 東洋大牛久高 1-4 明秀日立高 ひたちなか市総合運動公園陸上競技場]

 15日、令和4年度全国高校総体(インターハイ) 「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技茨城県予選準決勝が行われ、明秀日立高が東洋大牛久高に4-1で快勝。明秀日立は18年以来の全国大会出場を懸けて19日の決勝で鹿島学園高と戦う。

 明秀日立は5月末の関東大会で日体大柏高(千葉)、山梨学院高(山梨)、桐光学園高(神奈川)と全国クラスの強豪3校を破り、初優勝。関東大会で勝って生まれた新たな課題にトライしながら、また1ランク上のチームに変わろうとしている。

 4-4-2システムの先発はGKが山谷将斗(3年)で、右SB藍原琉星(3年)、CB若田部礼(2年)、CB秋葉洸星(3年)、左SB本橋雅人(3年)。中盤は青木涼真(3年)と村田楓太主将(3年)のダブルボランチ、右SH森絢弥(3年)、左SH阿部亮介(3年)、前線は熊崎瑛太(2年)と石橋鞘(2年)が2トップを組んだ。

 一方の東洋大牛久は関東大会予選で決勝進出。延長戦の末、明秀日立に敗れたが、関東大会初出場を果たした。サッカー部の推薦枠がなく、「サッカーが好きで集まった集団」(丸山和男監督)というが、この日も茨城を代表する強豪校に食い下がって見せた。

 4-1-2-3システムのGKは野澤桧友(2年)で右SB染谷翔太(2年)、CB須田哲平(2年)、CB尾崎虎将(2年)、左SB上内悠暉(3年)。中盤の底に主将の佐野晴(3年)が入り、白沢大騎(3年)と佐藤悠也(2年)が2シャドー。そして、右から沼尻泰輝(3年)、植田澪(3年)、成島拓己(2年)の3トップでリベンジマッチに臨んだ。

 試合は前半1分に早くも動いた。「昨日の練習で萬場(努)監督からも言われて、勢いがない、自分たちの強さをもっと出していかないと、ということを気づかせてもらった」(村田)という明秀日立が立ち上がりからプッシュ。石橋の斜めのラストパスで抜け出した森が右足シュートを決めてリードを奪った。

 明秀日立はともに突破力秀でた左の本橋、右の藍原の両SBの攻撃参加を交えた攻撃などから前半だけでシュート9本。25分に村田の左CKから石橋がそらす形のヘディングシュートを決めて2-0としたものの、決定機を幾度も逸してしまい、ややミスも増えてしまっていた。

 だが、そのミスはトライしてのミス。萬場努監督が関東大会優勝を経て、感じたことが「(ミスに付け入るだけでなく)自分たちのアタックができないと(全国区の強豪に)勝っていけない」「純粋に攻撃力をつけたい」ということだ。高い位置で、動いている選手の足下へピタリとパスをつけて、DFを置き去りにすることなどにチャレンジ。堅守やフィジカル面を強みとする明秀日立だが、強豪の守りを破る力がなければ全国レベルの強豪に勝ち続けることはできない。

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