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旭川実「目標は全国4強」…粘る札幌創成を振り切って2大会連続の全国切符

ゲキサカ / 2022年6月18日 9時23分

2大会連続7回目の総体出場を決めた旭川実高

[6.17 インターハイ北海道予選準決勝 旭川実高 2-1 札幌創成高]

 底力の違いを見せた。全国高校総体(インターハイ)の北海道大会は17日に準決勝、決勝を行い、優勝を飾った旭川実高は2大会連続7回目の全国出場を決めた。北海道の全国出場枠は2。全国切符をかけた準決勝では、札幌創成高と対戦。粘る相手に苦しめられたが、エースの鮮やかな一撃で振り切った。

 準決勝の立ち上がりは、抜け出しやドリブルで推進力を見せる右MF山本直矢(3年)が相手の背後を何度も狙ってセットプレーを獲得。前半15分、右CKからレフティーのMF渡辺健斗(3年)がゴール前に蹴り込むと、プリンスリーグ北海道で得点を量産しているFW和嶋陽佳(2年)が相手を巧みにブロック。相手がクリアミスしたところを逃さずにFW安保悠輝(3年)が仕留めて前半15分で先制に成功した。その後も和嶋が相手の最終ラインと駆け引きする中、前線の安保、左の渡辺からチャンスメーク。ボランチの樫山一生(3年)がかじ取り役を担って攻撃をけん引した。

 対する札幌創成は、ハーフタイムで選手を交代。攻撃のターゲットとしていた左FW濱田治希(3年)に代えて、スピードのあるFWディアロ航(3年)を投入して反撃を狙った。すると後半6分にアンカーの大坂悠斗(3年)が左に展開した場面からディアロが「縦は読まれていたので、駆け引きに使った」とカットインシュート。これが見事に決まり、試合を振り出しに戻した。

 しかし、旭川実は、落ち着きを失わずに着々とペースを奪回。特に守備面が前半より改善された。守備の位置を少し下げて中盤でブロックを形成。札幌創成は大坂が最終ラインからボールをピックアップする形でビルドアップを図ったが、前に出てこない相手に対して縦パスが入らず、中盤のボールロストが増加。思うように攻撃のテンポを上げられずに苦しんだ。ペースをつかんだ旭川実は、後半15分に敵陣中央でセカンドボールを回収した渡辺が相手に囲まれながらも見事なミドルシュートをゴール左に決めて再び勝ち越した。

 1点を追う札幌創成は終盤、主将を務めるDFラングフォード海渡(3年)を前線に上げてターゲットを増やし、ロングフィードとサイドアタックに振り分けて反撃。ディアロが、同点弾を思い出させるような左からのカットインシュートを放つ場面もあったが、わずかにゴール右に外れ、旭川実が2-1で逃げ切りに成功した。

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