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「オレたちが新たな歴史を創る」。日本一を真剣に狙うカナリア軍団、帝京が粘る駒澤大高を振り切って全国切符!

ゲキサカ / 2022年6月19日 19時21分



 昨年に続いて夏の全国の舞台を踏むことになった帝京。彼らの目線が確実に上がってきていることは、間違いない。「3年生は『ここまで来たら自分たちがやるしかない』という想いもあって、勝負にこだわることをみんなが意識することが増えてきていて、そういうところが結果に繋がっているのかなと思います」と話したのは押川。今年の3年生は下級生の頃から出場機会を得てきた選手が多く、昨年度のインターハイ予選準決勝で堀越高相手に2点のビハインドを跳ね返し、延長戦の末に逆転勝利を収めた試合でも、複数人がピッチに立っている。

「今のメンバーは『全国に出ることが当たり前』という意識付けはできているかもしれないですね。こちらが言わなくても、勝手に選手たちが行動を起こしていることも増えてきていますし、そういう部分は変わったかなと思います」とは日比監督。『全国に出る』から『全国で勝つ』へ。かつての帝京に課せられていた重責を、今の彼らも少しずつ担い始めているのかもしれない。

 準々決勝の試合後。キャプテンの伊藤が話していた言葉が印象深い。「自分たちは夏と冬は必ず日本一を獲りに行こうと話していて、傍から見たら笑われる目標かもしれないですけど、自分たちは本気でできると思っているんです」。準決勝の試合後。橋本は「去年の全国は1回戦で敗退してしまって悔しい想いをしたので、今年は決勝戦までちゃんと勝ち上がって、優勝したいと思います」と話し、大田も「全国に行くだけではなくて、そこで勝って、一番になりたい想いはあります」と言い切った。

 帝京最後の日本一をキャプテンとして経験している日比監督は、選手たちの想いを受けて、やはりこう語っている。「コイツらが『全国大会を制覇するんだ』って言っている以上は、そこに向かって準備するだけですよね」。

 新たな歴史は、オレたちが創る。高校サッカー界に名を馳せたカナリア軍団が、日本一だけをターゲットに真夏の徳島へと、胸を張って乗り込んでいく。

(取材・文 土屋雅史)●【特設】高校総体2022

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