[MOM3923]市立船橋DF藤田大登(3年)_「増嶋効果」を体現、攻守で全国切符獲得に貢献
ゲキサカ / 2022年6月21日 18時0分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.19 インターハイ千葉予選決勝 市立船橋高 3-2(延長) 日体大柏高]
市立船橋高が3大会ぶりのインターハイ全国切符を勝ち取った千葉県決勝戦は、ハイボールとセットプレーが鍵だった。波多秀吾監督が「日体大柏さんの前線の迫力に対して、うちのディフェンスライン。どちらが粘れるかだと考えていた」と話した一戦。市立船橋の守備陣では、日体大柏の190センチの長身FWオウイエ・ウイリアム(3年)をどう抑え込むかが一つのポイントだった。
DF藤田大登(3年)は「増嶋(竜也)さんを含めてコーチと色々と話をして、1人では勝てない分、2人、3人と数で対応しようと対策を練っていた。セットプレーで何回かやられたけど、それ以外は起点を作られることはなかった」と明かした。周囲の選手と連係してオウイエを挟み込んで自由を奪い、約10センチ大きい相手に制空権を握らせなかった。
しかし、すべての場面で封じ込むのは難しい。1-1の同点で迎えた後半の11分にCKからオウイエにヘディングシュートを決められ、逆転を許した。拮抗した試合の流れが相手に傾きかけたが、藤田がすぐさま流れを引き戻した。3分後、MF北川礁(3年)が左足で蹴った左CKを、相手の狭間に入り込んだ藤田が豪快なヘディングで合わせて、すぐさま同点。やられたら、やり返すとでも言わんばかりの一撃を見舞った。
セットプレーと言えば、市立船橋の伝家の宝刀だが、今季はひと際磨きをかけているという。藤田は「今年に入って増嶋さんが教えてくれるようになってから、セットプレーはすごく力を入れていて、守備も攻撃も毎週、練習をして、自信を持ってできていたので、それが身になった。攻撃面では、ブロックの入り方など色々と教えてもらっていて、詳しくは企業秘密ですけど(笑)、あの場面でも生きました。練習通りに入って行けました」と話し、笑顔を見せた。
増嶋コーチは、東京、柏レイソル、ジェフ千葉などで長く活躍を続けた元プロ選手。インターハイや全日本ユースなどの全国大会で優勝した市立船橋のOBでもある。昨季から母校の指導を手伝い、今季から試合でもベンチ入り。主にセットプレーを担当している。「守備面で苦手だったマークの付き方なども、教えてもらって改善できている部分がある」と話した藤田は、味方との連係も含めて、攻守両面で「増嶋効果」を体現した。
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