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絶対的な“ものさし”を手に入れたタイガー軍団の獲物狩り。前橋育英が桐生一とのプレミア対決を制して全国へ!

ゲキサカ / 2022年6月20日 18時56分

 上州の虎は、後半開始早々に牙を剥く。1分。FW高足善(3年)が左サイドへ展開すると、「自分はドリブルが武器だと思っているので、しっかりそういうところを見せていかないと、この先も試合に出られないですし、ずっと左足のクロスは練習していたので」と話す大久保は切れ味鋭いドリブルから左足でクロス。山田皓生が頭で合わせた軌道は、ゴール左スミへ飛び込んでいく。2-0。次の得点も前橋育英に記録された。

 13分。今度はセットプレーの強さも見せ付ける。左サイドで獲得したCK。今や欠かせない戦力として躍動の続くMF青柳龍次郎(3年)が丁寧なキックをファーへ届けると、「龍次郎から良いボールが入ることはわかっていましたし、ファーサイドで仕留めることも練習からできていたので、それがそのまま試合に繋がったかなと思います」と振り返った齋藤のヘディングが貫いたゴール。3-0。前橋育英が止まらない。

 守備面でも、その安定感は際立つ。「自分たちは得点した後に力んだり、前掛かりになり過ぎて失点という形が過去にあったので、『得点する前と後でも変わらずに行こう』とはチームで話していて、もちろんピンチの時間もありますけど、みんながやることを変えずにやれたのは良かったと思います」とは絶対的なキャプテンのMF徳永涼(3年)。この日はDF山田佳(1年)と公式戦で初めてセンターバックでコンビを組んだ齋藤も「ラインのアップダウンはしっかりできました」ときっぱり。相手に反撃の余地を与えない。

 桐生一は22分に諏訪が右サイドを力強く切り裂き、シュートレンジまで持ち込むも、前橋育英の右SB井上駿也真(3年)は冷静なカバーリングから的確なクリア。失点のリスクをきっちり回避すると、39分には前橋育英がダメ押し弾。途中出場のFW眞玉橋宏亮(3年)が右から中へ付けたパスを、徳永はダイレクトで縦へ。これをFW山本颯太(3年)もダイレクトではたき、走り込んだ大久保が右足で蹴り込んだボールはゴールネットへ到達する。

 ファイナルスコアは4-0。「自分たちの実力を発揮できればこのぐらいの結果も出せると考えていたので、そこは自分たちの実力に自信を持って、この試合にも取り組めたのかなと思います」と徳永も言及した前橋育英が、快勝と言っていいゲーム内容を披露し、ピッチとスタンドの選手たちで歓喜を共有する結果となった。



 5勝2分け2敗。これが前橋育英のプレミアリーグにおける、9試合を終えた時点での成績だ。敗れた相手はFC東京U-18と川崎フロンターレU-18。どちらも上位争いを繰り広げているチームであり、複数の年代別代表選手を揃えているタレント集団だ。

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