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[MOM3926]前橋育英DF齋藤駿(3年)_激しいポジション争いに身を置くスピード系ハイタワーは、自らのゴールに無失点勝利と攻守に躍動!

ゲキサカ / 2022年6月20日 21時50分

前橋育英高の最終ラインにそびえ立つDF齋藤駿

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.19 インターハイ群馬県予選決勝 前橋育英高 4-0 桐生一高 正田醬油スタジアム群馬]

 競い合う仲間の存在が、自分のエネルギーになっていることは間違いない。ライバルであり、チームメイト。負けたくないし、一緒に勝ちたい。目標へと到達するために、彼らと切磋琢磨することは、そのままチームの大きなパワーになる。

「1日1日の練習や、1試合1試合の公式戦でアピールできないと、これからも“食われる”と思いますけど、それを意識し過ぎても良いプレーはできないですし、みんなを良いライバルと捉えながらも、結果を出す中で自分のプレーができたら、監督も認めてくれるはずなので、まずは自分のプレーをしっかり出そうと思っています」。

 全国屈指のタレント集団、前橋育英高のセンターバックを託されたスピード系ハイタワー。DF齋藤駿(3年=浦和レッズジュニアユース出身)の攻守に渡る活躍が、全国行きの切符を巡る一戦で、キラリと輝いた。

 今シーズンから一緒にプレミアリーグへと昇格した、桐生一高と対峙するインターハイ予選決勝。そのプレミアでは全試合でコンビを組んできたDF杉山陽太(3年)の欠場を受け、齋藤の隣にはルーキーのDF山田佳(1年)が並ぶことになる。

「公式戦では初めて組んだんですけど、ラインのアップダウンはしっかりできていましたし、佳がミスしても良い声を掛けてあげようかなと思ったり、佳を声で動かすことは意識しました」。年代別代表にも選出されている実力者とはいっても、まだ1年生。その持てる力を発揮しやすいように気を遣いながら、守備全体も巧みにコントロールしていく。

「久々に齋藤駿のヘディングを見ましたけど、やるもんだなと思いました(笑)」と山田耕介監督も笑ったように、攻撃面で違いを見せ付けたのは、2点をリードして迎えた後半13分。MF青柳龍次郎(3年)が蹴り込んだ左CKから、ファーへ潜った4番は高い打点のヘディングを打ち下ろす。

「龍次郎から良いボールが入ることはわかっていましたし、ファーサイドで仕留めることも練習からできていたので、それがそのまま試合に繋がったかなと思います。アレは気持ち良かったですね」。



 点差を3点に広げたチームは、もう1点を追加して4-0で快勝。「個人的には今日の一番の目標は失点ゼロだったので、その目標が達成できて良かったですし、自分たちはインターハイで全国優勝を目標にしていて、やっとスタートラインに立てたことが凄く嬉しいです」と笑顔を見せた齋藤が、主役級の活躍で全国への出場権獲得を手繰り寄せた。

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