Jユース勢相手にも強さ示す昌平が浦和ユース撃破!プリンス関東の無敗と暫定首位をキープ
ゲキサカ / 2022年7月21日 11時6分
難しい試合展開となってしまった浦和ユースだが、焦れずに1点を目指していく。早川を左SBへ下げて相手エースの荒井に対応。まだ篠田、長のドリブルに手こずる部分こそあったものの、3失点を引きずらずに立て直して見せた。前半2度目の飲水タイム以降は、ペースを掴んで攻撃。そして37分、右ハイサイドを取ると、クロスが流れたところを瀬山が折り返し、岡本と萩元が飛び込む形でゴールを破る。
浦和ユースは後半開始から滝瀬、新城に代えてCB土橋公哉(3年)とFW照内利和(1年)を同時投入。昌平も鄭をFW平叶大(2年)と入れ替える。後半立ち上がりは1点を返して勢いに乗る浦和ユースがプッシュ。8分にCKのこぼれ球から堀内の放った右足シュートがポストをかすめ、10分にはその推進力でチームを活性化していた照内が瀬山のスルーパスに反応する。
昌平は仕掛けを繰り返すよりも、ボール保持の時間を増やしながらゲームコントロール。この日、試合を通して利いていたボランチの佐藤が、奪い返しの部分やビルドアップの部分でも存在感を示す。また、藤島崇之監督が「アイツの経験は大きい」と評した石川が復帰戦の不安をプレーで払拭。今井や田中とともに安定した守りを続ける。攻撃では土谷がボールを落ち着かせながら前進し、長がインターセプトから個人技で一気にゴールへ近づくシーンもあった。
だが、藤島監督が「能力は非常に高い」と評した浦和ユースは、特に右SB稲垣が1対1の守備で圧倒的な強さ。篠田、武村の強力な相手左サイドの前に立ちはだかり、その上で抜群の跳躍力や攻撃での迫力を表現していた稲垣と、交代出場の俊足右SH桐山龍人(3年)が昌平にとって怖い存在になっていた。
浦和ユースは後半19分に瀬山、清水に代えて桐山と左SB山野悠(2年)を同時投入する。22分に昌平は篠田のスルーパスで平が強引に抜け出して左足を振るが、ボールはサイドネットへ。直後の24分、浦和ユースは右サイドから押し込み、稲垣のパスを受けた桐山がクロスを上げ切る。これを岡本がダイレクトで右足シュート。ボールは左ポストを弾き、ゴールラインを越えた。
これで1点差。昌平は29分に平をFW上野旭陽(3年)へスイッチ。浦和ユースも直後に堀内とMF松坂芽生(1年)を入れ替えた。浦和ユースはボールを繋ぎ、サイドチェンジ含めて正確なキックを連発する左の早川や右の桐山からチャンス。37分には右サイドでのパス交換で桐山が再び抜け出し、クロスに岡本が飛び込む。
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