1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[MOM3931]青森山田DF多久島良紀(3年)_頼れる主将の堂々たる帰還。7か月ぶりのプレミア復帰戦を完封勝利で飾る!

ゲキサカ / 2022年6月27日 7時11分

「やっぱりキャプテンですし、みんなを盛り立てることもできるし、指示も出せるし、しかもヘディングを含めたプレーでも見せられるしということで、やっと他の3年生も待ちに待ったキャプテンが、頼もしい存在が帰ってきたという感覚だろうね。それによって周りも締まるし、凄く良い影響かなと思います」とは黒田剛監督。厳しい指揮官も信頼を寄せるキャプテンの話題に、思わず顔がほころぶ。

 多久島の不在時にキャプテンマークを巻くことも多かったFW小湊絆(3年)は、本来のキャプテンの復帰がチームに与える影響を問われ、「“きもち”ですけどね。あまり誉めたくないですけど、今までより“きもち”締まるかなぐらいです(笑)」と笑顔でらしい答えを。それを伝え聞いた多久島は「絆はそういうヤツなんで」とこちらも笑顔。チームに帰ってきたポジティブな空気感が垣間見える。

 この日は昨年から“主戦”として投げてきたロングスローも“5球”程度にとどまった。「他にも投げられる選手はいるので、自分も中で得点を決めたいという欲もありますし、他の選手が投げられなくなったら自分が投げる感じで、今年はゴールを狙いたいと思います。最後の方は来依もあまり調子が良くなかったので、流れを変えようと思って投げました(笑)」。“先発”のDF渡邊来依(3年)の後を受け、終盤には“リリーフ”を務めたが、やはりその飛距離と弾道は高校年代有数のそれ。そのあたりからもこの男の帰還を実感する。

 自分の中で見える景色も、確実に変化しているという。「自分は下級生の頃から結構試合に出てきたので、このリハビリの期間で外から見る景色や想いも感じることができましたし、それがあったからこそ責任感もより強く感じることができているので、今までの時間は無駄ではなかったと思います」。

「それに家族だったり、トレーナーの方だったり、コーチ陣や監督にもいろいろと励ましてもらいましたし、そういったいろいろな人に支えられて今があるので、そこは絶対に感謝しないといけないなと。その恩返しをこれからもっともっとしていきたいと思います」。

 改めて口にした言葉に、強い実感がこもった。「やっぱり勝った時の喜びというのはいいですね。今日の勝利は今まで以上に嬉しかったです」。

 三冠王者唯一の“2年生レギュラー”から、名門を束ねる“絶対的なキャプテン”へ。ようやくピッチに帰ってきた多久島の2022年には、まだまだこれから味わうべき歓喜がいくつも用意されているはずだ。



(取材・文 土屋雅史)▼関連リンク
●高円宮杯プレミアリーグ2022特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください