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[プレミアリーグEAST]躍進の鍵は、攻撃力にあらず。圧倒的な守備の強度を誇る川崎F U-18がFC東京U-18との上位対決に完勝!

ゲキサカ / 2022年6月27日 21時29分

 20分。MF大関友翔(3年)が高い位置でボールを奪い切り、岡崎は走り出した五木田を囮に左へ。待っていた志村がエリア外から思い切りよく右足を振り切ると、ボールは左スミのゴールネットへ転がり込む。前節がプレミア初出場だった2年生アタッカーの2戦連発弾。あっという間にスコアを振り出しに引き戻す。



 33分。一度はボールを失い掛けた流れの中で、再びMF尾川丈(2年)が激しいプレスで奪い返し、中央へ。エリアへ潜った岡崎がマーカーに倒され、今度はアウェイチームにPKが与えられる。キッカーは岡崎自ら。「最初は他のコースに蹴ろうと思っていたんですけど、キーパーの足が全然動かなかったので、そのまま左に蹴り込もうと」駆け引きの中で左スミへグサリ。2-1。逆転。

 44分。丁寧なビルドアップからCB松長根悠仁(3年)のパスを引き出した大関が、素早く右へ展開。走ったDF江原叡志(2年)のクロスにニアで五木田が潰れると、丁寧な胸トラップで収めた岡崎が、ボールを左スミのゴールネットへ流し込む。3-1。川崎F U-18がリードを広げて、前半の45分間は終了した。

 このままでは終われないFC東京U-18も、後半に入るとアクセルを踏み込む。7分には左サイドをDF宮崎奏琉(3年)が単騎で切り裂き、上がったクロスからMF佐藤龍之介(1年)がシュートを放つも、懸命に戻った川崎F U-18の左SB元木湊大(2年)が身体でブロック。22分にも右から佐藤が蹴ったCKに、MF永野修都(1年)が合わせたヘディングはクロスバー直撃。惜しいシーンを創出していく。

 だが、川崎F U-18の守備意識は崩れない。「後半になると疲れも出てくる中で、まずはボールへのジャッジですよね。取られた瞬間に行けるのかどうか。行って、剥がされて、大ピンチを食らうのであれば、どこで構えるのかというところのコントロールはすべて選手に任せています」(長橋康弘監督)。少し相手にボールを持たれる時間が長くなっても、「前から行けなくなった分、後ろではゴールを決めさせないことが目的で、どこでボールを取るかも全員で共有していたので、あまり崩されるシーンもなかったですし、崩されても全員が身体を張れていたと思います」と元木が話したように、ボールを奪う場所とタイミングの“目”を揃え続ける。

 終盤には交代で入ったアタッカーたちが躍動。MF岡野一恭平(2年)は得意の仕掛けでPKを獲得。大関のキックはクロスバーを叩いたが、DF浅岡飛夢(3年)やFW香取武(1年)が積極的にシュートを放てば、DF柴田翔太郎(1年)もドリブル突破で決定機を演出する。

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