[MOM3932]川崎F U-18FW岡崎寅太郎(2年)_止まらない「トラ」の躍動。上位対決でFC東京U-18に牙を剥く2G1Aの大暴れ!
ゲキサカ / 2022年6月27日 22時33分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.26 高円宮杯プレミアリーグEAST第10節 FC東京U-18 1-3 川崎F U-18 東京ガス武蔵野苑多目的グランド]
指揮官の言葉が、このアタッカーの魅力を過不足なく表現してくれる。
「トレーニングから得点にこだわっている選手ですし、連携だけではなくて、ゴールに迫る方法はドリブルもあるよねというところを彼自身が周りに認めさせたのかなと。それでスッキリと自分の特徴を出せるようになってきたのか、のびのびやってくれていますね」(長橋康弘監督)。
ドリブルよし。パスよし。ゴールよし。プレミアリーグEASTで首位を快走する川崎フロンターレU-18(神奈川)に台頭してきた、ナンバー20。FW岡崎寅太郎(2年=川崎フロンターレU-15出身)の“ノリノリ”が止まらない。
3位のFC東京U-18と対峙したプレミア上位対決。先制を許したものの、今のチームはそう簡単に崩れない。失点から4分後の前半20分。MF大関友翔(3年)がパスカットしたボールが、岡崎の足元へこぼれてくる。「五木田(季晋)くんが動き出していたので、そっちにパスを送ろうと思ったんですけど、それにCBが釣られてスペースができたので、左にいた志村に送りました」。MF志村海里(2年)が同点弾を叩き込む。まずは1アシスト。
続いては34分。MF尾川丈(2年)が粘って残したボールを拾った岡崎は、エリア内へ潜ると、後ろから倒されてPKを獲得。自分でもらったものは、自分で蹴る。「最初は他のコースに蹴ろうと思っていたんですけど、キーパーの足が全然動かなかったので、そのまま左に蹴り込もうと。結構サイドに思い切り蹴り込むのは練習しています」。逆転。これでゴールも記録。
今度は44分。右サイドに大関が展開した流れから、駆け上がったDF江原叡志(2年)が好クロスを中央へ送り込む。「ニアに入り込むのは五木田くんがいつもやっているところなので、『そこに来なかったらファーに流れてくるかな』と思って走り込んだら流れてきて、自分は胸トラップに結構自信があるので、そこでワンタッチで前に出して、狙ったコースに蹴れたかなという感じです」。冷静な追加点で自身2ゴール目。勢いが止まらない。
後半は明らかにハットトリックを狙っていた。「いつも点は獲りに行くスタイルでやっているので、何点獲っても満足せずに行くという形で、ハットトリックを狙っていたんですけど、チームを楽にするゴールが獲れなかったのは、まだまだ自分の力不足かなと思います」。実は2度目のPKのチャンスがあり、ここは大関に譲ったが、キックはクロスバー直撃。「自分は1本蹴っていましたし、大関くんも練習しているので大丈夫だろうと。結果的には自分が行っても良かったのかなとは思いました」と笑ったが、2ゴール1アシストという確かな結果で、岡崎が大一番の主役を鮮やかにさらっていった。
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