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[プレミアリーグWEST]「速さの貯金」に上限額はなし。C大阪U-18は7ゴールを奪い切って清水ユースに大勝!

ゲキサカ / 2022年7月4日 12時8分

 後半はねじを巻かれた清水ユースに開始早々の決定機。1分。FW田中侍賢(2年)とのワンツーで右サイドを抜け出した渡邊のグラウンダークロスに、MF加藤大也(2年)が合わせたシュートは枠の右へ逸れるも、惜しいシーンを創出すると、5分にはDF石川晴大(3年)のスルーパスから、再び訪れた絶好のチャンスを今度は加藤がきっちりゴール右スミへグサリ。4-1。アウェイチームも意地を見せる。

 嫌な流れを断ち切ったのは、守護神のアグレッシブなトライ。8分。「今年に入ってから、自分の中でアシストを1年間通して目標としていて、『今日はチャンスだな』と思っていたので狙ってみました」という春名はゴールキックを素早く前線へ。裏へ抜け出した木下のラストパスを、エレハクがゴールへ流し込む。「ロングフィードも僕の特徴です」という春名のキックから、1年生アタッカーがプレミア初ゴール。再び点差は4点に開く。

 桜のラッシュは止まらない。9分。左サイドを抜け出した皿良が中央へ折り返し、末谷を経由して、飛び出したGKを浮き球で左にかわした木下が、角度のない位置から蹴り込んだボールがゴールラインを越える。11分。MF木實快斗(1年)が縦パスを打ちこみ、木下のパスを引き出した皿良は右に持ち出しながら右足一閃。DFをかすめたボールは右スミのゴールネットへ到達する。「右足も一応ユースに入ってからは練習しているので、その成果が出ているのかなと思います」というレフティは、これで自身4得点目。チームにも7点目が刻まれた。

 C大阪U-18はディフェンス陣も安定した守備を披露。「1人1人が守る幅も以前よりは少しずつ広くなっていると思います」と話す、この日のキャプテンマークを巻いたDF和田健士朗(3年)とDF白濱聡二郎(2年)で組むCBコンビを軸に、攻撃的な交代カードを切り、反撃態勢を整える清水ユースのアタックも、丁寧に潰していく。

 ファイナルスコアは7-1。「練習の中から3年生中心で声を掛けることは去年と比べると多くなってきて、去年7連敗をした時に試合に出ていた選手も今の3年生には多かったので、自覚を持っていろいろなことに取り組んできた中での成果が出てきていると思います」と春名も口にしたように、下級生の躍動を促しながら、要所を3年生が引き締めたC大阪U-18が勝ち点3を積み上げる結果となった。

 決して両者の間に、スコアほどの実力差があるようには見えなかった。最終ラインでチームを束ねた和田も「点が入ったシーンに関しては、自分たちのやりたいことというか、『速いサッカーで、正確に』というのはできていました」と手応えも口にしながら、「他のところでも、もっと正確にやっていたら、もっと点が入っていたと思いますし、そういうところがまだまだだと思います」と言葉を続ける。

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