1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[MOM3934]C大阪U-18MF皿良立輝(2年)_メッシとイニエスタのハイブリッドを目指すレフティが驚異の1試合4ゴール!

ゲキサカ / 2022年7月4日 19時27分



 後半11分。左に開いた木下から、丁寧なラストパスを引き出す。「たぶん敵が2枚ぐらいいたと思うので、横に剥がして右足で打とうと思って、またぎを入れてから打ったら、ちょっと相手に当たって良いコースに行ってくれました。右足も一応ユースに入ってからは練習しているので、その成果が出ているのかなと思います」。利き足とは逆の右で、4点目。左足で2発。右足でも2発。圧巻の4ゴールで、2年生レフティがチームの勝利に大きく貢献してみせた。

 小学生の頃から桜色のウェアに身を包んできた皿良だが、昨年から指揮を執っている島岡健太監督の指導には衝撃を受けたという。「自分はジュニアからセレッソにいて、技術を武器としてきたんですけど、島岡さんと会った時に『全然ボールが止まっていない』と言われて、衝撃を受けたんです。それから『絶対技術のところは負けないようにしよう』と思って、“止める、蹴る”はずっと意識してきました」。

「実際に『これができたらすぐに前を向けるし、次の行動が早くなるな』とすぐ思いました。技術があれば守備をする時間も減りますし、自分たちがボールを持つ時間も長くなりますし、相手を剥がせるので楽しいですね」。その中でも何よりこだわるのはゴール。自分の結果でチームを勝利に導き、自分の居るべきステージをさらに押し上げていく未来も、確実に視界へ捉え始めている。

 目指すべき選手像を尋ねると、痛快な答えが返ってきた。「メッシとイニエスタをよく見ています。メッシってシンプルに凄いじゃないですか。“シンプルに”というところは自分でも小学生の頃からずっと練習している部分があって、『メッシみたいになりたいな』と思っていたんですけど、テクニックのところはイニエスタ選手が抜群に上手いですし、真ん中のところでもボールを失わないので、そこは目標にしています。その2人なら、最強ですよね(笑)」。

 メッシとイニエスタを掛け合わせた、最強のアタッカー。目標はどれだけ大きくても、大き過ぎることはない。若桜のアグレッシブ過ぎるレフティ。皿良はより貪欲に、よりスペシャルな存在へと駆け上がる覚悟を、しっかりと携えている。



(取材・文 土屋雅史)▼関連リンク
●高円宮杯プレミアリーグ2022特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください