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サポの“声出し違反”続く浦和に罰金2000万円の可能性…野々村チェアマンが警告「同じことが起きれば無観客試合、勝ち点剥奪も」

ゲキサカ / 2022年7月5日 22時12分

浦和サポーター

 Jリーグは5日、各クラブの代表者が出席する臨時実行委員会を行った。終了後、野々村芳和チェアマンがメディアブリーフィングを実施。浦和レッズのサポーターがJリーグガイドライン違反の声出し行為を行っている問題について、裁定委員会から浦和に最大2000万円の罰金処分が行われる可能性が浮上しており、さらに違反が続けば無観客試合や勝ち点剥奪などの重い処分に発展する可能性もあると明かした。

 野々村チェアマンによると、実行委員会はJ1・J2・J3の各カテゴリに分かれて実施。J1他クラブの実行委員からは浦和の問題に対して「具体的な防止策がない中では不安。クラブがしっかりとルール違反を犯した人たちに対してしっかりとしたスタンスを見せるべきだ」という声が挙がった。これに対して、浦和の立花洋一代表は実行委員会の場で「申し訳なかった」と謝罪したという。

 さらにクラブは同日、公式サイトに声明を公開。「浦和レッズとして、『Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン』に基づいた試合運営業務を遂行することができなかった事実につきまして、心よりお詫び申し上げます」などと謝罪した上で、「違反行為への適時適切且つ毅然とした対応(即時退場を含む)」などの再発防止策を公にしていた。

 野々村チェアマンはこれを受けて「リーグも浦和に対してステートメントを出すとか、再発防止策を取ってくださいと現場間では言ってきていたが、今までは出てきたことがなかった。今日浦和からもクラブのインフォメーションとして、クラブのスタンスと再初防止策が出た。58クラブが同じ方向で進むことで行きますよと再確認した」と前向きに受け止めた。

 加えて野々村チェアマンはこの日、立花代表と浦和サポーターの行為について事実関係を確認。「同じ方向で進んでいくことを宣言して、クラブとしての姿勢を見せたのであれば、われわれも上にアクションを取れるようになった」と述べ、クラブに運営責任があるとして、処分を前提に裁定委員会に諮問を行う方針を明確にした。

 野々村チェアマンは「Jクラブの責任」について定められたJリーグ規約51条を例に挙げ、声出し行為が問題化した5月21日のホーム鹿島戦、今月2日のアウェーG大阪戦での行為を対象に、クラブに罰金2000万円を上限とする処罰が行われる可能性を指摘。さらに「同じようなことが起きた場合、無観客試合、勝ち点剥奪も含めた上で、第三者となる裁定委員会に諮問した上でペナルティを課すことがあるとお伝えした」と明かした。

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