[プレミアリーグWEST]「ガンバの黄金期を取り戻す」。アカデミーの総力を結集したG大阪ユースが粘って粘って今季リーグ初勝利!
ゲキサカ / 2022年7月5日 20時1分
[7.3 高円宮杯プレミアリーグWEST第11節 G大阪ユース 1-0 名古屋U-18 OFA万博フットボールセンター グラウンドB]
この日戦ったグラウンドの先は、トップチームの選手が躍動するパナスタのピッチへと続く道へ、間違いなく繋がっている。そして、この日の試合を見ていた12,3歳の若き青黒の少年たちの未来は、目の前で勝利を掴み取った“かっこいいお兄さん”たちがプレーするユースへと、同じように繋がっているのだ。
「今日はジュニアユースの1年生の子たちもボールパーソンや担架で手伝ってくれていて、試合後に本部の近くにいた子とハイタッチしたんですけど、そういう感謝も感じながらプレーできましたし、見に来てくれている保護者やサポーターの方もたくさんいたので、その前で勝てたのが本当に嬉しかったです」(G大阪ユース・桒原陸人)。
アカデミーの総力を結集して、ようやく手にした今シーズンのリーグ初勝利。3日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグWEST第11節、ガンバ大阪ユース(大阪)と名古屋グランパスU-18(愛知)が激突したゲームは、後半19分にFW鈴木大翔(3年)が先制点を叩き出したG大阪ユースが、最後まで高い集中力を保って失点を許さず、“ウノゼロ”勝ち。開幕から7試合目にして初めて勝ち点3を手にしている。
開始早々に先制のチャンスを掴んだのはアウェイチーム。前半4分。相手のパスミスを拾ったMF牧嶋波亜斗(3年)がスルーパスを通すと、走ったFW貴田遼河(2年)がペナルティエリア内でG大阪ユースのGK張奥林(2年)と接触して転倒。主審はPKを指示する。キッカーは貴田自ら。左スミを狙ったキックは、しかし張が横っ飛びでワンハンドセーブ。絶好の得点機を逃してしまう。
それでも名古屋U-18の攻勢は続く。9分にはMF野田愛斗(2年)を起点に、DF西凜誓(3年)が上げた左クロスを、ニアで合わせたFW遠山湧斗(3年)のヘディングは枠の左へ。18分にも牧嶋が右へ流し、上がってきたDF小嶋健聖(3年)は中央へ。貴田のシュートはDFに阻まれ、こぼれに反応したMF鈴木陽人(2年)のシュートはクロスバーにヒット。ゴールには至らない。
ホームチームも徐々に攻撃のリズムが。21分にはMF安達晃大(3年)のパスから、左へ開いた鈴木のクロスに、久々にユースへ帰ってきたFW南野遥海(3年)のボレーは枠の上へ外れるも、好トライ。35分には鈴木が、44分には安達が、45分には南野が、それぞれ悪くないフィニッシュを。「PKを奥林が止めて、結果的に前半を失点ゼロで持ってこれたのは大きかったですね」とはキャプテンのDF桒原陸人(3年)。最初の45分間は0-0で推移する。
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