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注目校・東山は奈良育英と引き分け、3戦未勝利。「自分ら変われるぞと思って」2週間取り組み、インハイへ

ゲキサカ / 2022年7月10日 9時8分

 後半もボールを握って攻める東山は攻撃性能高い沖村と阪田のポジションを入れ替え、14分には豊嶋に代えてFW中野翔真(3年)をピッチへ送り出す。奈良育英は15分に水流をMF山本浬(2年)へスイッチ。東山は松橋のパスや、真田の中央から割って入っていく動きなどで変化を加え、菊山が左クロスを入れる。だが、再三のセットプレー含めてなかなか相手を飲み込むことができず、真田の左足ダイレクトシュートがポストを弾くなど1点が遠い。

 奈良育英は27分に水津と井登をMF藤岡仙太郎(2年)とFW尾嵜雄太(3年)へ交代。32分のピンチを瀧川の好セーブで逃れる。それでも、東山は36分に阪田と保坂に代えてDF高田竜成(2年)と右WB藤本崇太(3年)を投入すると、この2人を起点とした攻撃から同点に追い付いた。39分、高田が藤本とのワンツーでエンドライン際まで攻め上がり、ラストパス。これを中野、清水と繋ぎ、最後はPA中央の真田が左足ダイレクトで決めて1-1とした。

 奈良育英は直後に吉田と磯貝を右SB竹田秦(1年)とMF山田麻人(3年)へ交代。東山が終盤、コンビネーションで突破するようなシーンを増やしたのに対し、奈良育英も44分に濱上が粘って大西が右足シュートを狙う。アディショナルタイム、東山は後半だけで6本ものシュートを放った真田が2度PAへ抜け出す。だが、GK瀧川や奈良育英DF陣が立ちはだかり、試合終了。1-1で引き分けた。
 
 東山はインターハイまでの2週間で変わり、シーズン当初の良かった時期を取り戻す決意だ。新谷は「東山弱いみたいになっている。結果を残せていない中でどうなんやろと思われていると思うんですけれども、それを跳ね返すくらいのプレーを自分たちは持っていると思う」という。試合後、福重監督と選手、その後選手だけでロングミーティング。不足している部分について、また自分たちのプレーを自信を持って表現することについて再確認した。

 真田は「声を出してやりたいけれど全然できていない。3年生が多く出ているところでもっと熱量出してやる。それが東山」と語り、阪田は「自分たちは新チームになる時に日本一という目標を掲げた中で今、本当に日本一と真剣に思っているのかというのを共有できているのか分からない。もう一回、日本一という目標に向かって共有してやっていきたい」。昨年は現3年生がスタメンの半数を占めていたが、自分たちの力ではなく、先輩たちが必死に支えてくれたからこその夏冬ベスト8だったことも再確認。今気づけたことを前向きに捉え、2週間で変わってインターハイを迎える。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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