1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」vol.3

ゲキサカ / 2022年7月23日 6時5分

DF松長根悠仁(川崎フロンターレU-18 3年)
「1歳から親に連れられてフロンターレを見ていました」という生粋のサポーターが、そのクラブのアカデミーで順調に成長を遂げ、いよいよ来シーズンからはトップチームの選手になる。ボールを大切に扱うチームの中で、ビルドアップの起点としての役割をこなすのは朝飯前。最大の特徴はギャップに潜った前線のアタッカーへ、直接鋭く付けられる縦バスの精度。さらに最近は「キャンプに参加した時に、車屋さんから『こう持ち運んだ方がいいよ』ということを教えてもらいました」と、車屋紳太郎直伝の前へと持ち運ぶドリブルにもトライし、プレーの幅を広げている。トップ昇格が決まっても「大関(友翔)や高井(幸大)の方が注目されているので、自分はある意味楽にできていると思います」という発言も。飄々と面白いことを口にするキャラクターも興味深い。

DF大槻豪(柏レイソルU-18 3年)
ジュニア年代からこのクラブでプレーしてきているにも関わらず、「自分はレイソルのこのスタイルにあまりこだわっていないんです、自分のストロングを出すことと、試合に勝つことに意識が向いているので、そこにはあまりこだわらないでやっていますね」と言い切るあたりに、この男の真っすぐな性格がよく表れている。1対1で見せる対人の強さや、自分より背の高いフォワードにも果敢に食らい付く空中戦の迫力は大きなストロング。とはいえ、10年近く日立台で磨いてきた足元の技術もハイレベル。トータルでの能力も十分兼ね備えている。好プレーを披露した時に大声を上げる姿は、かつてU-18でキャプテンを務めていた杉井颯(AC長野パルセイロ)と重なる部分も。スタイリッシュなスタイルのレイソルの中で、この“暑苦しい”センターバックの存在は唯一無二の大事なスパイスだ。

MF坂井駿也(サガン鳥栖U-18 3年)
アルゼンチン流に言えば、“5番”のスペシャリスト。中盤のど真ん中でにらみを利かし、攻守に機能し続ける。今シーズンはルヴァンカップで念願のトップチームデビュー。「普通では味わえないようなプレースピードや強度をルヴァンカップに出て味わえたかなって。『緊張するのかな』と思ったんですけど、全く緊張しなくて、途中から出てゲームに入り込めましたし、落ち着いてできたので、良い経験になっています」と大物ぶりを発揮した。とにかくサッカーIQが高く、「自分はどこのポジションでもある程度できるので」と話すように、チームの緊急時にはボランチ以外のポジションも完璧にこなせる一面も。中学時代を過ごしたソレッソ熊本の先輩であり、U-18の先輩でもある松岡大起(清水エスパルス)も辿ってきたような、さらなるステップアップにも期待したい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください